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特別な関係  作者: 夜明け
43/57

四十一笑 告白結果

「明日香ちゃん?」


 明日香ちゃんは勢いよく教室のドアを開けた。そして、すっきりしたような顔でこっちに

やってくる。

 それから、光樹の前に立ち、光樹君の胸倉を掴んだ。


「なっ、おい、何だよ!」


 明日香ちゃんに顔を近づけさせられ、顔を赤くする光樹君。


「光樹、放課後に話がある」


 明日香ちゃんが言った瞬間、クラスがざわめいた。

「おお、ついに返事をするのか!?」「白石さん、オッケーするのかな」など、あちこちで声がする。

 俺も気になっていた。明日香ちゃんはオッケーするのか? もし、オッケーしたら、俺はどうすればいい?

 隼人君を見る。隼人君は息を呑んでじっとしていた。よく見ると、下唇を噛んでいる。隼人君も俺と同じ気持ちなんだ。


「い、今じゃ駄目か」


 光樹君が勇気を振り絞って言った。しかし、明日香ちゃんは首を振って、


「駄目」


 と言った。光樹君はちらりと俺らを見てから、明日香ちゃんに向き直り、頷いた。






 俺は、家に帰ってきてから、ベットに横になった。仰向けになって目を瞑る。

 光樹君は放課後、返事を聞いた後、連絡する、と言った。

 俺は頷くしかなくて、仕方なく素直に帰ってきた。隼人君も同じ事を言われたらしくて帰っていった。


 ――今頃、返事聞いてんのかな……。


 「はあ」と溜息をついた。

 刹那、電話が鳴った。ビクッと体が反応して起き上がる。思いっきり部屋のドアを開け、電話に向かう。

 受話器を握ると、やっぱり、声の主は光樹君だった。


「……高橋ですけど」

「光樹君!」

「ああ、片桐。返事なんだけど」


 ぼそりと続けて光樹君が呟く。俺は大きく目を見開いた。

 光樹君はこう続けた。


「俺、振られた」

「嘘!?」

「ほんと。明日香は誰とも付き合わないで、今までの関係でいたいって。俺と幼馴染で、お前とは特別な友達で、隼人は――」


 光樹君が一つ間を空ける。


「色々話せる普通の友達でいたい、って」

「え!?」


 俺は驚いた。光樹君を振ったのにも驚いたけど、隼人君を普通の友達の関係のままでいいだなんて。


 明日香ちゃんは隼人君が好きだったのに――


「じゃ、これで」

「ちょと待って」

「ん? 何か聞きたいことか?」

「……光樹君は、それで、何て返事したの?」

「ああ、よく考えると、その方がいいかもなって思った。じゃあな」


 光樹君が俺の返事を待たずに一方的に電話を切る。俺はゆっくりと受話器を置いた。


 ――光樹君、それは答えになってないよ。光樹君はそれでいいって言うわけないじゃんか。ずっと好きだったくせに。


 俺は、小さく息をついて部屋に戻った。

うーパソコン一週間使えず、飢えていました。(笑)

これからも頑張って執筆します。

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