170/174
11月6日 『カニ漁解禁』
今日は『カニ漁解禁の日』です。
毎年、11月6日午前0時になったその瞬間にカニ漁が解禁となります。
日本海沿岸部にて漁船たちがまっしぐらに目指す獲物は、冬の味覚の王者『ズワイガニ』です。
足の甘味と旨味、卵巣のコク、海の幸を存分に堪能できます。
そんなタラバガニですが、明治時代初期にはサケ・マス漁のおまけで釣れていたに過ぎず、商品価値もないため浜辺にポイ捨てされていました。
なんとももったいないですが、そのグロい見た目から、昔は蜘蛛と同じ扱いだったようです。
しかし、サケ・マスが不漁の年があり、しかたなくこのカニを食べてみたら意外と美味かった……。
そんな経緯があるようです。
現代ではカニの食べ放題をして、みんなハサミをチョキチョキと悪戦苦闘しながら食べています。
昔の漁師さんとっては、夢にも思わないことでしょう。