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今日は何の日?  作者: ぬこまる
10月 神無月
162/174

10月29日 『時雨施す』

今日から七十二候では『時雨施す』となります。


秋も終盤を迎え、降ったりやんだりを繰り返す時雨が、冬の到来を告げています。


このような空模様は、人の心で表現すると、今にも泣き出しそうな気持ちであると例えることができます。


これを、


『時雨心地』


と言います。


ここで一句。


大空は雲らざりけり神無月、時雨心地は我のみぞ知る


現代風に訳すと、


10月の曇り空の下、泣きそうな私のことを知っている者は誰もいない……。


となるのかな、と思います。


この歌を詠んだ人は、なぜ泣きそうになっているのでしょうか?


わかることは、自分が泣いている理由は自分にしかわからない。


もしも、この歌人が片想いをしていて、その想いを伝えられずにいたと仮定するなら、


時雨心地は我のみぞ知る


というような心境になるかもしれませんね。


雨のせいにして時には泣くのも良いのかもしれません。


時雨なら、またすぐに晴れます。


雨粒に濡れた草木や大地が、太陽の光に照らされてキラキラと輝くように、


涙もまた、笑えば輝きに変わります。


前向きに生きたいものです。

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