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9月7日 『秋の七草』
今日は『秋の七草』を紹介します。
時は、奈良時代、歌人・山上憶良による2首の和歌が由来です。
秋の野に 咲きたる花を 指折り
かき数うふれば 七草の花
萩の花 尾花葛花 なでしこが花
女郎花 また藤袴 朝貌が花
この和歌の中に七草が隠れています。
尾花はススキ、朝貌はキキョウとも言います。
並べてみます。
オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ、が秋の七草です。
頭の文字だけ読むと、
「おすきなふくは」
となります。
覚えやすいですね。
春の七草は食べましたが、秋の七草は鑑賞するものです。
今日は野原に咲く、これらの草を見つけてみてはいかがでしょうか。