5月30日 『ゴミゼロの日』
今日は、5月30日の語呂合わせから『ゴミゼロの日』です。
なるほど、ゴミが0か……。
私は、ふっと気になってゴミ箱をのぞいた。
そこには、いらない、と私から判断された物たちがくたびれていた。まさにゴミだった。
いや……まて……。
このゴミは本当に0になったのだろうか?
みなさんはどう思いますか?
ゴミ箱に捨てたらそこで0ですか?
私は違うと思います。
物質は0にはできないからです。
説明します。
朝、私は出勤する前にゴミを袋に詰めてゴミ捨て場に置きます。
そうすると、パッカー車に乗ったおじさんたちがゴミを集めにやってきます。
そして、地方自治体が運営する清掃工場に運ばれます。
そこで焼却炉(溶融炉)により焼失されます。
焼けたゴミは二つに別れます。
下にたまった灰のスラグと上にたまった飛灰のフライアッシュです。
スラグの扱いは容易です。みなさんが通勤通学するために歩くアスファルトの道路になります。
しかしながら、フライアッシュ、こいつの扱いが面倒くさい。
なぜなら、飛灰はとても小さい粒子物質だからです。すすとも呼ばれます。
どう処理をするのか……。
そこには人類の最先端科学が集結されています。
飛灰をセメントでコーティングします。つまり飛び散らないよう固着させる。
固着した飛灰を埋める。
その埋める場所を、最終処分場と言います。
最終処分場は簡単いえば、コーヒーのフィルターのようなものです。
埋められた場所の下にはシートが張られていて雨が降っても地下に漏れないようにしてあります。
そうすると、浸出水ができあります。
そうです。コーヒーフィルターから、ポタポタとこぼれ落ちる液体と同じ原理です。
その液体という原水は、ヤバイです。有毒物質で危険です。絶対にそのまま川や海に流せません。
流すとどうなるか?
みなさん想像つきますか?
生態系に影響がでます。
つまり、生き物が生息できない死の世界が広がってしまいます。
したがって、最終処分場は原水を綺麗に処理して川や海に流しています。
文字通り、ゴミの行き着く最後の場所なわけですね。
高度な水処理技術が必要となるようです。
振り返ると、私の出したゴミは0にはできません。
地球上に永遠に残ります。それは限りなく0に近い、小さな小さな粒子になるだけのことです。
私たちが排出したプラスチックが海洋生物にとって多大なご迷惑をかけているようです。
ストローとか絶対に海に捨てないでください!
ウミガメに突き刺さったストローを思い出します。
私たちはいま、地球が危機的な問題に突入していることにうすうす気づき始めてます。
未来の地球が綺麗でいられる可能性がだんだん小さな粒のようになって見えなくなりそうです。
完全に見えなくなるまでほっときますか?
地球を汚すゴミを生み出さない。
私たち人類は本当の意味でのゴミ0を目指さなければならない。
↑
あー、すいません(>_<)
長くなっちゃいましたね笑
みなさん、道端にポイ捨てはダメですよ!
ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てようね。
それでは、いってらっしゃ〜い!