表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

    「04」 時は2900年!

 オッサンと別れ、『結城 花楓(ゆうき かえで)』と名乗る少女に案内されたのは、大通りの一角、見上げるほどの巨大ビルだった。

 建物の上部にはでかでかと『Itugi corporation』の文字が輝いている。


 ここに来てからというもの、Bigな物が多すぎないか...と、悠人は心の中で呟いた。


 少女の計らいでロビーを抜け、エレベーターと(おぼ)しきものに乗り込む。


 中に入ってから、10秒くらいだっただろうか。

「740階です。」

 という無機質な声と共に扉が開き、長い廊下が現れた。乗っているときは揺れ1つ感じず、動いているなんて微塵も感じなかった。

 しかも740階って... どんだけ高いんだよ... 


 少女の後に続いて、廊下を進んでいく。 


 ところで...


「か、花楓さん... で、なんで俺はここに?」


 聞きたい事は山ほどあったが、まずは根本的なところから... しかし...


「あの方に会えば、教えて下さるはずです。」


「あの方?...」


 そんなことをしているうちに、廊下の突き当りまできた。

目の前には淡く光る扉があり、静かな機械音と共に左右に開いた。


「どうぞこちらへ。」


 堅苦しい口調で、部屋の中へ案内される。


 一面ガラス張り、美しい夜景を望む部屋。中は薄暗く、広い室内とは対照的に物が少なくすっきりとしていた。


 そして最奥には、一人の男がソファーに鎮座し、外の景色を楽しんでいる。


「やあ。悠人君。君に会うのを楽しみにしていたよ。」


 鋭い目つきと黒い髪が異彩を放っているその男は、微笑んで悠人を迎えてくれた...


 気軽に感想など、書いて下さると有り難いです。これからも宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ