『アタックタイプ』
武器:大筆
波動『ハンマークウェイク』
身体と同等サイズの巨大な筆、書道とかで使われる類の筆だよ。先端部が膨らんで重量が増している分、槌のような破壊力のある攻撃ができる。ただ、リスクとして、やはり重さの分だけ機敏さには欠ける。
大筆は『墨汁』と呼ばれる黒色液のインクしか対応していないのが難点。ただ、この墨汁にはそれなりの効力があるよ。墨汁は煙幕効果と相殺効果の二種類を持っている。まずは前者の方から。
煙幕効果は簡単な話、敵の『視界を奪う』ことを主とした作用。でも、奪うのは視界だけじゃない。それが後者になる。
相殺効果といって、何か別の力を相殺してゼロにしてしまう。例えば、ドラゴンのブレスとかね。それを墨汁の壁が相殺して無にするのもできるんだよね。そこが強いとこ。その他にも、重力や反動、摩擦や抵抗なども無にできてしまう。とてつもなく凶悪な力だよね、本当に。あ、もちろん魔力消費は伊達じゃないよ?
そして、波動の方ね。
これは文字通り、地震の攻撃なんだけど、これは相殺効果を利用した技なんだ。地面一点を大筆で力を込めて叩きつける。その直前、墨汁による攻撃を地面へと仕掛けておき、その墨汁と大地が相殺、無反動の地面が完成。この時の地面はあらゆる反動を綺麗に受け流す。大筆による地面への攻撃は波紋となって地面を伝わり、周囲にいる敵全員を一瞬にして吹き飛ばすことができる。
これこそが波動『ハンマークウェイク』です!