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のぞきみさん。  作者: ましゅ麻呂
1章、いつもの、日常。
4/19

4日目、たべる。

今日も寒気がする。


それは目の前にのぞきみさんがいるせいだろう。

なんか鳥肌って感じではない。

あったかい寒気がする。

何言ってんだろ。

どうでもいい。


それより!


オムライスが届いたってことは!


のぞきみさんのマスクが取れる!



キュキュキュ

『なに?』



いかんいかん、ガン見していた。

のぞきみさん引いてる。

取り敢えず一口。


「美味しい・・・・・・」


「ありがとぉねぇ。」

おばあちゃんまだいたのか。

ランチの時間帯も終わったし今店の中客2人だけだもんな。

そりゃ暇だわな。


「のぞきみさんも食べよう?」


キュキュキュ

『のぞみさん!』


うっかりのぞきみさんって言ってしまった。

これは相当怒ってる・・・・・・?

こころなしか『ん』の文字の最後のくねくねが凄いはねてるような・・・・・・。

これ怒ってるわ。


「ごめん!のぞみさん!」


キュキュキュ

『よろしい(`‐ω‐´)』


消し消し

キュキュキュ

『いただきます(。-人-。)』


「めぇしあがれぇ。」


気がつくとおばあちゃん隣に座ってる。

厨房で洗い物してるじいちゃんはどうでもいいのかよ。

めっちゃ脇目でチラチラ見てるぞ。

眉しかめてるよ、絶対怒ってるよ!

戻った方がいいよ!おばあちゃん!


のぞきみさんはオムライスをスプーンですくい、マスクを左手でつまんで持ち上げ、下から口に運んだ。


「あの、食べにくくない?」


しばらくモグモグして飲み込んだ後、


キュキュキュ

『おいしい!!(っ´ω`c)』


と書き、おばあちゃんにグッドサインを出した。

そして振り返り、おじいちゃんにも同じく合図した。


「よかったよぉ。作った甲斐があったよぉ。」


いやいやいやいや。

おばあちゃん、あなた作ってないでしょ。

おじいちゃんまた怒るよ?

ってめっちゃ安堵の表情浮かべてる!

もしかしてさっきのおばあちゃんじゃなくてのぞきみさんの口に合うかハラハラしてたの!?


「よかった」


小説では伝えられないのが残念なのですが、このおじいちゃん、とても声が高かったです。

西〇カナさんくらい。


てかさっきのマスクの話スルーされてるな・・・・・・。

もしかして触れて欲しくないとかな?


その後もマスクを外すことなくオムライスを完食した。

うーん、気になってしまう。もう一度聞いてみるか・・・・・・?


「あのさ、なんでマスク外さないの・・・・・・?」


のぞきみさんは暫く考えた後、何かを決心するようにホワイトボードに書き始めた。




キュキュキュ

『過去にこんな事がありました。』




初めて触れるのぞきみさんの過去。



例えそれがどんな事であっても受け止めよう。



過去の何がマスクについてそんなに執着させているのか。



真実を知った時自分は・・・・・・。







今日も寒気がする。


「はやく皿洗わんかぁー!!」


「はい・・・・・・。」


想像してた主従関係が今覆された。

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