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のぞきみさん。  作者: ましゅ麻呂
4章、どこに、いるの。
19/19

19日目、のぞきみさん。

今日も寒気がする。



昨日のぞきみさんの家に行って、のぞきみさんの過去を知って、のぞきみさんの素顔を見た。

初めてみたその顔にドキドキしてしまった。

忘れられないあの笑顔を授業中も思い出してしまう。

また見たいな……。



「おーい。おーい。おい。おい。おいおいおいおいおいおい」



お前は目覚まし時計のアラームのスヌーズかよ。

隣で歩いてる友人に肩をポンポンと叩かれる。

包帯でぐるぐる巻きになった左腕が痛々しい。



「なんか今日魂抜けてね?」



前に立って顔を覗き込んでくる。

少しだけ顔を左に寄せる。

絶対今ちょっとニヤけてるからばれないように。



「そんなことない。」



「あー、なんかニヤけてる。絶対なんか昨日あったでしょ!!」



まぶしい笑顔を向けるな。

それよりも、だ。



「その左腕どうしたんだよ。」



友人はビクッと体を強張らせ背中を見せる。



「な、な、何もなかったし、まじで。」



左腕を右手でさする。

ジゼル姐さん怖かったもんな昨日。



「あれのぞきみさんじゃね?」



友人は首を少し左に向けながらこちらに話しかける。

思わずそっちをバッとみてしまう。



「うそぴょん。」



振り返る。

拳が飛ぶ。

身体が飛ぶ。

頭から落ちる。

一発KO。



「今日はいないのかな。」



寒気はするがどこにいるのか分からない。

いつもならあの木のらへんに隠れているはずなのに……。

自然とため息がこぼれる。







「宙!!」







振り返ると……。








今日も寒気がする。

ひとまずのぞきみさん第1部完結になります。

めっちゃ短くなりましたね。最後なのに。



これからも5章、6章と更新はしていきます。


新作も準備中ですのでそちらもお楽しみにー。


それではまた会う日まで!!

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