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のぞきみさん。  作者: ましゅ麻呂
1章、いつもの、日常。
1/19

1日目、はじめまして。

今日も寒気がする。


振り返ってみるとそこには案の定ヤツがいた。

木の陰から覗いているアイツ。

通称のぞきみさん。

本名影乃覗見。

本名はのぞきみじゃなくてのぞみだ。

だがいっつも自分を覗き見してるからのぞきみさんと命名している。


ズカズカとのぞきみさんとの距離を詰める。

いつも通りアタフタしてるよ。

マスクの下もぞもぞさせてる。


喋らないのに。


「またお前か」


ゴスロリ目の服をきている彼女の襟をひょいっと持ち上げる。

ジタバタしてるが全然手も足も届いていない。

「お前はいつもいつもなんなんだよ!ストーカーか!?」

抵抗しながら首をフリフリ振っている。



暫くして手足をブラーンとさせ動かなくなっしまった。

バナナの皮みたいだなと思っているとのぞきみさんがバッグから小さいホワイトボードとペンを取り出した。


『謝るから離して(´;ω;`)』


しかなく離してやると全力疾走で逃げて行ってしまった。

よし、いなくなったと思ったのも束の間。

また木の影に隠れてるヤツがいる。


「なんなんだ、まじで。」


また襟を掴んで持ち上げる。

ジタバタして、怒って、抵抗して、

ブラーンして、謝る詐欺して、逃げて

今日も繰り返しで終わってしまった。


もっと君のことが知りたいかもしれない。


もっとこうしていたいかもしれない。


なんて思う自分はどうかしてるだろうか。


そして次の日。




今日も寒気がする。





ゆるーく更新していきます。


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