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400年越しの願い  作者: 神船一
粛清
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学校

 またしても、逃げられた。しかも、今度はまさか自分たちの目の前でだ。明らかに待ち伏せされていたわけだ。仮にもナイトビジョンズのリーダーである私の目の前でだ。許せない。地獄の果てまで追いかけてでも、潰してやる。


 羽石が目を覚ましてから、1日しか経過していない。彼も一応は中学3年なわけだから、彼の学習課程に穴をあけてはいけないと、思うので彼をこの閉鎖都市内にある中学校に編入させることにしよう。情報に関しては私の改ざん力をもってすれば簡単だろう。では、早速。



 この世界にやってきてから、何日が経過したのだろうか。目が覚めてからは2日になる。と、ナイトビジョンズの秘密基地(?)内に与えられた部屋の中にあるベッドでそう考えていた。昨晩の作戦に失敗をしてから、眠気が全く襲ってこない。現在時刻は、午前3時。いつもなら確実に夢の世界にいるはずなのだがな。

眠気が襲ってこないから考えを巡らせているのだが。考えれば考えるほどに色々な不安材料が浮かび上がってくる。向こうの時代に残している偽りの家族に関しては全く持って心配ではない。むしろ、彼らと離れることができたこの状況には喜びを覚えている。学業はどうなるのだろうかな。時代にも志望校はなかったわけだし。この時代に志望校などが生まれるかは、わからない。400年の時間の間に地球の自転に変化がなければ後4時間程で太陽が上ってくるだろう。その間に何をすべきだろう。

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