入学式(200文字小説)
入学式。 新しいスタート。
きっと、いい想い出を作って見せるわ。
まず、同じクラスの顔振れを観察する…。
いた!
インテリ風のイケメン。
私の好みだわ。
休み時間に即アタックだわ。
早いもの勝ちよ。
「付き合って下さい」
驚いた顔をする彼。
その顔がまた素敵だわ。
少し考えてから彼が微笑んだ。
「いいよ」と彼。
家に帰って、双子の妹に自慢した。
妹も彼をゲットしたらしい。
せーので写メを見せあった。
同じ顔だ。
「えー! 双子かな?」