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お偉いさんの話って眠くなるよね。

おk、まずはすげぇ間が開いたが気にするな。



(ほんとにえらい開いたな、、、

貴様、やる気あるのか?)



ありましぇん、サーセンww ww



(いいだろう、まずは貴様の腐った根性をそのクソにも劣る脳みそごと焼き払ってくれるわ!)



やべぇ、や・ら・れ・る






そんな訳で、本編どーぞ。

壇上にはスーツ姿の女性とハg、、ではなくスキンヘッドの白人男性、山武の三人がマイクに向かっている。

それぞれが手元に何枚かの資料らしき紙を持ち、女性の表情は険しく、スキンヘッドの男性は疲れが拭えない表情をしており、山武は特に変わったことはなかった。




「、、えーそれでは、対世界癌部隊及び新規神業〔世界士〕にこの度所属されます皆様に、神事神長のロッソ様から対世界癌部隊と〔世界士〕の概要を説明して頂きます。

ロッソ神事神長、お願いします。」




女性の紹介でマイクに顔を近付けたツルッパg、、もといスキンヘッドの白人がロッソ神事神長のようだ。



神事神とは、まぁ人事課だ。

破壊神の派遣や神学生の実習現場の斡旋、神の世界間異動の許可や指令、新神(=新人)の職場斡旋等も行う、この界隈の神なら誰もがお世話になる役職だ。

この業務にはあまり危険が無く暴力が必要とされないので、この職に就くのは暴力や実力行使が得意でない神が殆どだ。

また、危険が他の役職よりも遥かに少ないため、新神に人気のある役職でもある。





「神事神長のロッソであります。

えー、まず対世界癌部隊についてですが、これについてはまず世界癌について説明させて頂きます。

世界癌とは、世界のマイナスエネルギーを元に増殖する自然霊が、何らかの原因で過剰に増殖し尚且つ人や世界そのものを捕食するようになった状態を指します。

原因の大半が人の強烈なマイナスの感情エネルギーを叩きつけられることで発現するのですが、他にも自然にマイナスのエネルギーが一箇所に集中し過ぎるとこの状態になります。

今回の世界癌の半分はそれが原因です。

また、世界そのものを食べ尽くした後、近くの別の世界に転移してしまう非常に厄介な特性を持ち、また捕食すればするほど数を増やし、大きく凶暴になります。

このように、、、」




(くあぁぁ……)

(ρд-)zZZ


眠い、眠すぎる。

お偉いさんの話は、特に大勢が集まっている場で聞くと異常に眠くなるのはよくあることだが、今回はかなりひどい。


大事な話なのは分かるが、眠いものは眠いのだから、どうしようもない。




しかしなんとかそこを堪え、舟を漕ぎながらも話を聞く努力をする。


が、それだけでは心許ないので、ここで機密兵器を投入する。一見なんのことはないただのレコーダーだが、この俺お手製のハンドレコーダーはなんと録音・再生だけでなく、なんと!フリス○が入るのだ!

さらにどんな強力な電磁波の影響も受けず、海抜数千メートルの水圧にも耐える耐久性を併せ持つ、スーパーハンドレコーダーなのだ!



え?フリ○ク入れる機能要らない?うるへぇ!このフ○スク入られるのが大事なんだよ!いいか?○リスクのケースだと錯覚させることでより確実に(ry






んっ!んんっ!話がそれた。


ふと気になって周りをチラッと見ると、既に夢の世界へ旅立っている人も何人か見られた。

無理もない、長ったらしく続く説明は正に校長の演説そのものだ。


この睡魔との戦いは、その後20分に渡って続くことになる。

ふむ、次どうしようか。



(しらん。さっさと書け。つか早く俺の名前を出せ。)



えー、めんどい。

ワシもう短大生だしぃー。



(貴様のぶりっ子はガチでキモチワルイからヤメロ。

あと、いつになったら兵器出てくるの?

いつになったら鉛弾ぶちまけられるの?

いつになったら/ry)



はいはい、もうちょいで外の世界に逝けるから、ガマンガマン。



(字が違うぞ)



いいえ、これで合ってます。



(゜Д゜)

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