表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヤンデレ―短編集―  作者: 空十色
1/7

1

あなたが、「可愛い」って言ってくれたあの日から、私の時間は動き出したの―――……。

高校の入学式、オドオドしていた私の手を引いて仲良くなってくれて、こんな私を「可愛い」って言ってくれた。

好きよ、好き、好き、好き、好き、好き……言葉じゃ表しきれないくらい愛してるの。

なのに、だめ。

他の子なんて見ないで。

私だけを見てよ。

私のあなた。

私はあなただけなの。

あなたがいないと生きていけないの。

周りも邪魔しないでよ。

ねぇ、どうして私から離れていくの?

何におびえてるの?

ああ、そっか、周りに取り巻いてくる女がウザイのね?

それなら、大丈夫。

私が守ってあげるよ……あなたを……。

さあ、私の部屋に来て……。

離されないように、邪魔されないように、私とひとつになりましょう?

私の体の中で……。

「うふふふふふふふふふふふふふふふふふ。」

甘いものが好きなの、これ以上ないくらい好きよ。

どんどんこの口に押し込んで、喉の奥に滴っていく甘さを体中で感じるの……。

あなたのその目、口、すべてが好きよ、好きでたまらないの。

だからその甘さで私を満たしてほしい……。

体を、心を、全てを……。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ