【プロットタイプ】具合いはどう?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
覚悟決まるとちゃんとするタイプ。
体が熱い。首周りが特に熱を持って、じくじくと痛む。胃が捩れて気分が悪い。仕事をしている最中、くしゃみ、鼻水が止まらなかった。そして時折、ぐにゃりと視界が歪む。
むかし何度も感じた体調不良だった。此処数ヶ月、なりを潜めていたと思っていたが、そう簡単に持病と言うのは立ち去ってくれないらしい。
「千房さん」
「はい。ただいま」
何、どうという事はない。こんなもの、俺にとっては茶飯事なのだから。
帰って来てインターホンを鳴らす。職場が私よりも近い事もあって、瑠衣の方が早くに帰宅する。だから何時もの様に、ただ静かに鍵が開く音がすると思っていたのだ。
しかし本日は音がしない。気配がしない。此方に近付く、あの慎ましい足音が聞こえない。
嫌な予感がした。まだ家に帰って居ないのかも知れない。事故に巻き込まれたのかも知れない。何処かで倒れているのかも知れない。
そんな思いを断ち切る様に、私は家の鍵を回して足早に中に入り込んだ。廊下の電気は付いていない。けれどもリビングの明かりは付いている。
何かあったのかも知れない。具合を悪くして、そのまま倒れているのかも知れない。
「瑠衣? 帰って来てる?」
思わず硬い声になった。取り繕っている何時もの『鏡花』という人格出ない。取り繕えない。そうしてそのまま、部屋のドアを開けた。
探していた人間はすぐそこに居た。ソファに腹這いになって寝そべって、ただぐったりと体を投げ出している。返事が出来ない様だった。
冷や汗を振り切る様に大股で近寄ると、前髪を上げて額に指を押し付ける。人の温もりが、指を通じて伝わって来る。やや冷たささえ感じる額の熱は、そこには無かった。
熱を出しているのだ。最近は何でもない様に過ごしていたから油断していたが、元々、瑠衣は病弱である。
私は足早にキッチンに戻ると、経口補水液の粉末と氷枕を片手に戻る。其れを片手に瑠衣の顔の下に捩じ込んだ。両手が空いたので、粉末を水に溶かして掻き回す。
「冷た……」
「瑠衣、今から毛布とタオルを持ってくる。経口補水液は君の頭の近くに置いてある。あと必要なものは? 実家に連絡は必要?」
食事を用意しても、今の状態ならば口に入れられないだろう。生命維持の最低限のものだけを用意しよう。
「連絡は要らねぇ」
後で麗衣が青ざめてそうだな。
「どうする? 病院は。保険証と診察券の金なら勝手に出すけど」
瑠衣の鞄を漁るか、何時もの棚に入っているだろう。
「今の時間何処もやってないだろ」
「じゃあ、大人しくしてて」
さて。言いたいことは終わった。あとは毛布とタオルを持ってくるだけだ。そうして音もなく立ち上がってその場を去ろうとした時だった。
瑠衣の弱々しい声が私の名を呼ぶ。
「鏡花」
まだ何か?
「スマホ」
「休んで」
今だけは自分の事を棚に上げよう。
「悪いな」
「良いよ。この間、世話になったから」
人形が無いのが、唯一の不満だろうね。
翌日、すっかり良くなった瑠衣は、普段通りに私を見送った。帰って来ると、私に箱を渡す。表には『芋羊羹』の文字があった。
「ん」
「あらぁ〜? どうしたのぉ? 芋羊羹なんて」
「昨日の礼」
「気にしなくて良いんだよぉ〜? 弱ってる瑠衣たん、可愛かったしぃ」
「何時も昨日のようなら良いんだがな。また具合悪くなるか」
便秘って、万病の元なんですよ。
精神にも体調にも異常をきたします。
だから御手洗は我慢しない。我慢したらロクな事にならない。をモットーに生きてます。
今回の体調不良は瑠衣に近かったので、瑠衣のです。
全てが浅く、何処か悪い。火照りと目眩がある。
普段はふざけて甘えてますが、相方が駄目だと覚悟決まります。治るまでずっと女帝。
高テンポで次の次を考えてます。
一人で二人分やらなきゃ行けないからね。
たまにはベッタベタな恋愛が書きたい。
ただ浮かばないんですよ。
ほらー、瑠衣たん、恋愛感情持たないからー。
『気遣ってやるか』ぐらいから、そうなるから。