20131214未来の担い手
未来の担い手
2013年12月14日23:29
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進学断念、半数超が家計理由=格差拡大背景か―あしなが育英会
(時事通信社 - 12月14日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2689348
実に憂慮すべき事態だ。
経済的な理由から、可能性の芽を摘まれる子供たちが増えることは、国家にとっての損失である。
特に地方においてその傾向が顕著であることは注視すべきである。歴史的に見ても、学問に対する熱意は首都圏より地方の方が高いのが通例であり、我が国では明治維新の際も、江戸住みの書生や若手武士の学力は、倒幕勢力の若者らの学力に及ばなかったという実例がある。
逆に言えば、地方の学力水準が低下するということは中央の学力水準もそれに比例して低下するということに繋がりかねず、結果として日本全体の学力水準が、ジリジリと低下していくことが見込まれる。
中央には地方と比べて刹那的享楽の誘惑が多いのは当然であり、質実剛健の美風はやはり各地の雄たる地方都市にこそ相応しいものだ。
インターネットの普及も成ったこの時代に、経済的理由で教育の地域格差が生じているなどは、先進国として恥ずべき事態と言わなければならない。
あたら有為の人材を、その将来的価値を棄損しておいて、中央の一時の繁栄にお茶を濁すようなことがあってはならない。日本は歴史ある国家なのだから、国家としての矜持をもって、地方と中央の分け隔てなく、若者達に学問の道を開くべきである。




