20170313剣を鋤に
Syria
2017年03月13日06:48
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■シリア首都で連続爆発40人超死亡 巡礼者のバス狙う?
(朝日新聞デジタル - 03月11日 21:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4473336
戦い続ける余力があれば、慎ましく平和に生きることもできように、いかなる者に魅入られているからか、人がまた人を殺め、己の命さえしばしば破壊の代償にする。
ノアの方舟の伝承にも見られるように、洪水の神話は世界各地に残されているとか。
自然災害の多い日本と、中東以西とでは、災いというものに対する印象が違っているのかもしれない。
人間の手に負えない恐るべき災禍を思うとき、日本のような国では地震と津波、火山噴火などが即座に想起されるが、ひとたびそれらの自然災害を唯一の神の御業と定め信じた者達からしてみると、滅亡と同義の大洪水でも持ち出して来なければ、神話の舞台設定にも不十分ということではなかろうか。
悲しむべきかな、生まれたときは同じ無垢の命でありながら、方や自然の猛威に拉がれては苦境の中に平時の確執を忘れて合力し、方や滅亡の前提を持つことでしか確執の清算ができないほどに原理に縛られ阿修羅の道を直走る。
いずれが弱くいずれが強いのか、いずれが敬虔でいずれが不遜であるのか、賢愚も、美醜も、量りがたい。が幸不幸を比べるなら、前者たちの方がいくらか幸福に近いように思う。