20140405教科書問題を斜めから見る日記
教科書問題を斜めから見る日記
2014年04月05日10:59
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中国と韓国、教科書検定めぐり日本を非難
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=2830929
中韓の主張が正しいとも思わないが、「米作り」や「自動車工業」を楽しげに紹介してる小学社会の教科書に、竹島や魚釣島の領土問題が記載されているのを見ると、一種異様な雰囲気は感じる。
一方で、教育現場における「洗脳」というものが、どの程度効果的かは疑問符がつく。
誰でも、自分が子供だった頃を思い出してみれば、「教科書に載っているから」とか、「先生や政治家が言っていたから」という理由だけで、友達の皆が皆、同じことを信じたり、同じ考え方になったりはしなかっただろう。
これは日本に限らず、どこの国でも一般的に見られる傾向だと思うのだけど、だとすれば政治的な思惑を教育の場面に捩じ込むことには却ってリスクもありそうである。極端な話、「大人の言うことは疑ってかかる」という生意気な子供も必ず一定数はいるものだ。
ただ、敢えて小中学校で歴史問題や領土問題について取り上げることは、ある種の「予防接種」のような作用をもたらす。
社会的にタブーとされる知識は、まるで昔の黒魔術のように、妖しげな力で人を誘惑する。色々な苦労を抱えがちな大人は、子供よりその誘惑に弱いので、子供のうちから知らせておくことで、結果的に極端な思想を抱く大人を減らす効果がありそうである。
このあたりの機微はむしろ中国あたりの方がよく心得ていると思うのだが、そのわりには何かにつけて日本の教科書に文句をつけてくるのは、政治的なパフォーマンスなのか、もっとシンプルな理由が他にあるのか、疑問の残るところではある。




