20140707なめたらあかん
なめたらあかん
2014年07月07日15:25
全体に公開みんなの日記37 view
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植物には自分が食べられてる音が「聞こえる」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=46&from=diary&id=2956071
植物は音や匂いや触覚などで、外界とコミュニケーションを取っている。
同じ種類の植物群の中では、一つの株が傷つけられると近くに生えている株も防衛機能を働かせる。この性質が発見されてずいぶん経つが、まだ広く一般に知られるまでには至っていないようだ。
ついでにいえば植物の表皮は、人間では及びもつかないほどの極めて精巧なセンサーになっている。
葉の表面に病原菌などの有害な菌が付着すると、その付近の細胞は直ちに除菌作用のある物質を生成し始める。菌は植物の表皮を貫いて体内に侵入しようとするが、植物体が健康であれば表面のバリアが硬く保たれているので、簡単には突破できない。
仮に表面のバリアを突破できたとしても、一定の時間が経過していれば、その細胞内部で抗菌作用が整えられているので、細菌は繁殖できず死滅する。菌の付着から防衛対策が整うまで、およそ10時間ほどであるとの研究結果がある。
この抗菌物質は、植物体の表面に付着した菌の種類によって、正しく生成されることが確かめられている。
細菌のような超微小な物体であっても、植物は自分の表皮に付着したそれが何物であるかを正確に判別し、無害であれば捨て置き、有害であれば即座に臨戦態勢を整える。
静物という呼称に似合わぬ、実にアクティブな生命の活動ではないか。
文豪のヘッセはその随筆の中で、人が生涯を通して新たな発見の喜びを感じていたければ、植物の世話をするのが最善であると述べた。
フロリゲンの発見や人工光合成の実現など、この分野でも目覚ましい科学的進歩の見られる昨今ではあるが、より身近な興味の対象として植物がもっと注目され、その研究が加速していくことを願ってやまない。




