20141229また幾度めかの年の瀬に
また幾度目かの年の瀬に
2014年12月29日01:18
全体に公開みんなの日記51 view
編集する
■「戦場」に引かれる若者=イスラム国事件の北大生―シリアで戦闘参加の20代も
(時事通信社 - 12月28日 15:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3205152
彼らに守るべきものがあれば、誠実にそれを守るであろう。
愛すべき者がいたならば、誠実にそれを愛するであろう。
そして死は恐れずとも、戦乱が守るべき者を傷付けることを恐れ、平和を尊ぶことを是とし、与えることを是とするようになるであろう。
富める者は益々富み栄え、持たざる者は孤立の淵に立ち尽くしながら、慈愛の心さえも持て余す。
それが現代の世相のようだ。
戦国の時代に、一向宗から絶大な支持を集めた本願寺の僧蓮如は、日常生活の中で身近な者同士が数名で集まり、語り合うことを奨励した。名目上は教義についての談話の席であったが、その本旨は孤立した社会の歯車でしかなかった人々を連帯させ、彼らの中の人間としての自覚を喚起することにあった。
その結果、加賀の国ではおよそ百年に渡り、領主による支配が否定され、共和と自治の体制が実現した。
インターネットの普及は、少なくともこの国においては、孤立の淵にある人々の世界を拡げる役には、ほとんど立たなかったと言っていい。
戦地に焦がれる青年達の内心にあるものが、野望でもなく義でもなく、残虐性や貧困ですらなくて、八方塞がりの孤独であるとしたら、この風潮を変えることは、それほど難しいことだろうか。




