20131118福一
福一
2013年11月18日13:13
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原発4号機核燃料 取り出しへ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2654709
始まるか…原発の恐ろしいところは、史上空前の過酷事故を経験していながら、万一この取り出し行程で事故が起こった場合、どのような避難をしてどのような対策を打てるのか、その体制がほとんど示されない点だ。
あの事故が起きた時、近隣の住民たちは避難に必要な情報が十分に届かず、間違った方角に移動したり、再三の移動を強いられたりした。
首都圏でも、原発事故後にどのように行動すべきかが前もって周知されていなかったがために、情報が錯綜し民心の混乱を招いた。
原発の安全神話が批判され、監視機関が新設されたけれども、人々の原発に対する理解は、深まったとは言いがたい。
なにか起こった時に、どのように行動すれば良いか、または誰の言うことを信じれば良いか、その点については震災の前と、少しも変わっていないのだから。
原発の事故は、他の施設の事故と比べて、極めて広範囲に影響を及ぼす。
具体的な避難計画が示され、避難訓練が行われて当然であるはずなのに、それらは黙殺されているか後回しにされている。
これから行われる使用済み燃料の取り出し作業は、世界に例を見ない難しい作業ではないのだろうか。
作業そのものは不可避であるが、万一の時どのように行動すれば良いか、国民に周知徹底しておくべきだ。
今の状態は、例えば自動車のブレーキが壊れたら、どこに持っていけばいいかも分からない、誰に修理方法を訊けばいいかも分からない、仕方がないから壊れたまま、恐る恐る乗り続けているようなものではないか。
社会がこのようでは、電力会社の隠蔽体質が助長されるのも無理はない。
まずは燃料の取り出しというこの難しい作業について、非常時の行動に関する具体的で有意義なガイドを示すところから始めてもらいたいし、それを要求する声が高まってくることを切に望む。




