20131207悪の鎧と民主主義
悪の鎧と民主主義
2013年12月07日00:29
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http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2679710
よくわからんな…。
喜んでる人たちはスパイが怖くて、嫌がってる人たちは政府が怖い。
実際の行動をしてる人数としては反対派の方が圧倒的に多くて、ネットでは賛成派と反対派が半々。
かつて政権交代選挙の前に、不自由な日本語で民主を持ち上げる書き込みが多かったのを覚えている。
そのアンチとしての勢力も、時を同じくして目立つようになった。
しかしいずれにせよ、現実ではそのどちらでもない人がほとんどだろう。
ネット社会は現実ではない。日本において、それはまだまだ顕著である。
無関心ではないにせよ、そこまで積極的な意見は持っていない層が、民衆の大きな割合を占めている。
マスコミはロクデナシだが、マスコミが死ねば情報自体が出なくなる。
偏向報道に騙されて、国民が民主を選ぶ愚を犯したとアンチは言う。彼らは、テレビを信じる衆愚を正しく導いてやるために、マスコミを潰してしまう必要があると考えている。
本当にそうだろうか。
震災の後で、誰が新聞の報道を信じたか?
新聞やテレビが安全だと言えば、皆がそれを信じたか。
そうではなかった。そうした人は一部だけで、その一部をまたマスコミがクローズアップして皆がそうであるかのように報じたけれども、それでも真に受ける人は一部に限られた。
マスコミの信用度などはその程度のものだ。
マスコミが信じられないからと言って、皆がこぞって真実を知ろうとネットにかじりついても、そこにあるのは玉石混淆の情報であって、社名を背負っているマスコミ以上に、信用できない発信者はたくさんいる。
本来なら、マスコミや政府が発信する情報を、国民が自分で判断できるようになるのが民主主義の前提であって、その判断が賢明だろうと愚かしかろうと、1票の重みが変わることはない。
国民が民主主義を獲得するための、情報の発信そのものを制限して、正しく導いてやるという考え方はとても危険だ。
この法案が、本来目指すところが仮に国防や外交の改善だったとしても、それを支持する人たちが、併行して情報源の制限までも歓迎するような気分に陥ることは、忌避すべきことと言わざるをえない。
そして、わざわざ仮に、と但し書きしなければならないほど、この法案が微妙なものだったからには、個人的にはこの深夜の採決に、強く反対の意を表しておく。




