表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過日記  作者: 湖ポルル
1/72

20190308ビホルダー

子供の頃からなにか一つのものをジーと見てるのが好きだった。

蟻とか蜘蛛の巣や、樹の幹や切り株だとか、建物のような人工物でもいいし、空模様なんか何時間でも見上げていられる。

対象はわりとなんでもいい。石ころひとつ、鉛筆一本でも。


昔からそういう風にしていると心が落ち着いて頭も冴えてくるのだけれど、周りには気味悪がられたり心配されたりした。大人になった今では更に一層そうだろう。


でも最近では誰も彼もが、同じような目でスマホの画面を凝視しているではないか。大人も子供も、その姿だってハタから見ればたいがい変だ。


もうひとつ思うのは、自分はスマホをいくら見ていても、他の物をジーと見ている時のような充足感は、ついぞ感じたためしがないということだ。

不思議と言えば不思議だが、当たり前の事だと言い切ろうと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ