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聖女 一問一答

Q1.好きな色はなんですか?


「うーん、難しいなー。強いて言うなら……白? あーでも、治癒の女神をしていた時に、白い着物を着させられてたからなー。やっぱり、白も別に好きじゃない!」


Q2.なるほど、特に好きな色は無いんですね。それでは、嫌いな色はありますか?


「赤! 理由は、血の色だからだよ」


Q3.しゅ、趣味はありますか?


「そうだなぁ。前の世界では、読書が趣味だったよ。異世界ものをよく読んでたの。でもね。こっちの世界に来てからは、ほとんど読書はしてないなー。異世界の現実を知っちゃったからかな?」


Q4.学生時代の得意教科はなんでしたか?


「得意教科かぁ。私ガッコー行ってないから、何とも言えないけど。あ! 家庭教師の授業だと、社会が面白かったな! 特に歴史!」


Q5.え? え!? 学校行ってないんですか?


「うん! 部屋に閉じ込められていたから」


Q6.あ……。な、なるほど……。えっと、好きな食べ物はありますか?


「ミジュクラジアナの串焼きが、最近のお気に入り!」


Q7.え? 何ですっけそれ?


「あれだよ~。フグを陸上生物にして、巨大にしたみたいなやつ!」


Q8.あ、低級モンスターの……。(あんなのよく食べれるな……。)行ってみたい場所はありますか?


「世界中を旅してみたい! 勇者様は賛同してくれたけど、魔王さんはめっちゃ嫌がってたなぁ。2人は立場が違うから、意見が衝突するんだろうね」


Q9.(……2人とも付いて行く気満々なんだなぁ。)得意料理はありますか?


「私、料理は全然できないよ。魔界に来てから初めて包丁を握ったんだけどね。即座に勇者様が没収しちゃったの。そういえば、勇者様は料理が得意だから、インタビューの時に聞いてみたらどうかな?」


Q10.わかりました。あ、そうだ。苦手な食べ物はありますか?


「ねばねばしてるもの」


Q11.お気に入りの飲み物はありますか?


「紅茶かな! この世界にも似たようなのがあって良かったよー」


Q12.生まれ変わるとしたら何が良いですか?


「普通の人! 普通の家に普通の人として生まれて、普通に生きて、普通に生涯を終えたい」


Q13.……えっと、チャームポイントはどこですか?


「チャームポイント? チャームポイントって、他者から見て、魅力的だと思う所だよね?」


Q14.まあ、そういう認識で良いかもしれませんね


「じゃあ、顔」


Q15.か、かお? 


「うん! 綺麗に整った顔だねって、よく言われるんだ!」


Q16.まあ、確かにそうですけど……。(え? 聖女さんってナルシスト気質あったの?)


「うん。あ、でも、自分的には好きじゃないけどね? 父親に似てるから」


Q17.……え?


「他に質問は?」


Q18.あ、えっと……。あ! 御兄弟と仲が良いですよね!


「千早と榊のこと? うん! 私、2人のこと大好き! 2人とも、とっても良い子だからね! でも……」


Q19.でも……?


「もしかすると、私の知らない兄弟がいるかもしれないんだ~」


Q20.…………


「生物学上の父親が、お母さんのことを大金で買ったんだけどね。契約を結ぶに当たって、上から3人目までの子を朱墨家に──」


Q21.あー! あー! もう良いです! 闇が深すぎますよ! そんな内容、インタビュー記事に載せられません!!


「そっかそっかー。ごめんね?」


Q22.いやもう、大丈夫です! これでインタビューは終わります! (神巫さんにまともを求めた僕がバカだった。記事はどうにかデフォルメして着色して尾ひれを付けて、良い感じにまとめておこう)


「そう? なんか良い感じの話しようか?」


Q23.え? なにかあるんですか? 感動エピソードとか


「うん、任せて! とっても感動的な話なんだから! えっとね、部屋に閉じ込められていた私に、最初にできたお友達は寿美子さんだったんだ」


Q24.すみこさん?


「うん! ある2年前の日、榊が部屋に遊びに来ていたんだけど、その携帯電話が突然鳴ったの。あ、そうだ。私の誕生日の次の日だったな! 二十歳になった次の日! それで、知らない番号だから出ないって榊は言ったんだけど、私はどうしても気になって。……でね!! その電話の主が、何を隠そう寿美子さんだったの! それで、なんやかんやあって、友達になったってわけ!」


Q25.うん? なるほど? いや、なんかよく分からなかったんですけど……


「なんか説明するの面倒になっちゃった! 私はもう行くね。ミジュクラジアナの串焼きが、もう出来てる頃だと思うから。じゃあ賢者君、あと2人分頑張ってね! 応援してる!」

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