地上へ
空間の歪みに入ると地上に出た。
地球には似ているが空にはドラゴンが飛んでいたり見た事ない鳥が飛んでいた。
暫く探索していると森が見えた。
この姿では少し森が狭いと思った俺は姿を小さくしてみる事にした。
変身を試みるとすんなり人間になれた、暫く変身を楽しんでいると身体の一部や人型の龍や全く別の生物にさえ変身できる事に気が付いた。
しかし人型になれば衣服を着ていない事が恥ずかしくなって来た。
一応神ではあるのだがなんでも神の力を使っていると面白くないので力を制限した状態で狩りをして毛皮をとる事にした。
すると1km先に熊を凶悪にした様な姿の生き物を見つけた。
俺は足に力を込めると走り出した。
するとこちらに気付いた熊は鋭い爪で引っ掻いて来ようとしたが俺は間一髪で避け熊と掴み合う様に力比べをした。
力比べををしたのは自分の力の調整でもあるのだ。
そして暫く掴み合い調整が終わり殺そうとした所にもう一つの気配が近づいて来た。
攻撃を仕掛けようと振り返ると、小熊が小便を漏らしながらこっちに向かってる吠えていた。
「なんだ母熊か、すまんな」
攻撃をすぐにやめ疲労しつつも小熊を守ろうと小熊と俺の間に入って威嚇してくる母熊を見つめた。
「俺にはこれぐらいしか出来んが許してくれ」
そう言うと母熊に回復する様に念じ祝福を与え、おまけに小熊にも祝福を与えた。
すると母熊が落ち着きを取り戻し小熊を咥えて逃げていった。