09 【登場人物と舞台設定】(ネタバレがない)
主な登場人物4人が出たのでここで情報を纏めておく。舞台設定に関する情報も下の方に書いてある。
原瀬川 澪梨子
Harasegawa Mioriko
Харасэгава Миорико
年齢 : 14歳
種族 : 人間(和人)
性別 : ♀
一人称: 私
出身 : 石川県
身長 : 159センチ
体重 : 秘密
髪の色: 黒
髪型 : 肩を覆うくらいの長さで自然に伸ばす
主人公。本州から北海道に引っ越ししてきたばかりの普通の中学3年生の女の子。アイヌとコㇿポックㇽのことはまだいろいろわからなくて勉強中。小さい生き物を可愛がることが好きで、ちゃんと優しく力加減できる。今はコㇿポックㇽ2人と一緒に暮らしている。彼女たちのことが好きだけどあまりにも恥ずかしがり屋であまり素直に好きだと言ったことない。
ロㇰペㇾタㇻ
Rokpertar
Рокпэртар
年齢 : 外見は14歳くらい
種族 : コㇿポックㇽ
性別 : ♀
一人称: ボク
出身 : 北海道
身長 : 15.0センチ
体重 : 秘密
髪の色: 水色
髪型 : 背中の真ん中まで長いツインテール
元気なボクっ娘コㇿポックㇽ。口調は少し男の子っぽい。いつも水色の髪に似合う水色の着物を着ている。水の妖精っぽい外見。澪梨子のことが大好きで、特に澪梨子の唇が気に入って、よくキスする。子供っぽい性格で天然なところがある。
セㇷ゚チㇱレㇺ
Sepcisrem
Сэпчисрэм
年齢 : 外見は18歳くらい
種族 : コㇿポックㇽ
性別 : ♀
一人称: あたし
出身 : 北海道
身長 : 16.8センチ
体重 : 秘密
髪の色: 桃色
髪型 : 太腿まで長いロング
大人っぽいお姉さんって感じのコㇿポックㇽだが、少し腹黒で変態。女言葉で話す。いつも桃色の髪に似合う桃色の着物を着ている。澪梨子のことが大好きだが、ロㇰペㇾタㇻと比べて愛情表現は違う。特に澪梨子の足が気に入って、よく付き纏って澪梨子から警戒される。
北白沼 牧星菜
Kitashironuma Makisena
Киташиронума Макисэна
年齢 : 10歳
種族 : 人間(和人とフㇱコアイヌの混血)
性別 : ♀
一人称: (自分の名前)
出身 : 北海道
身長 : 141センチ
体重 : 秘密
髪の色: 銀色
髪型 : 首の少し下までのロングと鎖骨のところに当たる長い触角
フㇱコアイヌの血を引いている女の子。魔法が使える素質がある。今は魔女っ子見習いで、すでにいろんな呪文を習得している。澪梨子のことが大好きで『澪梨子お姉ちゃん』と呼んでに慕っている。澪梨子の嫁になりたいと言ったこともあるが、本当の意味がわからない?(多分)
【フㇱコアイヌについて】
アイヌは北海道の少数民族で、昔から北海道のあっちこっちに分布している。単にアイヌと言っても地方によって大きく違うところもある。
この物語で登場するのは『フㇱコアイヌ』(husko aynu)というアイヌの一種だと言う設定。これは現実では存在しない、ここだけの設定であるので、あまりファンタジーっぽくて現実離れなところがある。
フㇱコアイヌは古くから魔法が使えて、コㇿポックㇽとは密着しろ関係を持っている。魔法を使う時にアイヌ文様が描いてあるカパラミㇷ゚(着物)とマタンプㇱ(鉢巻)を装備することが多い。
ちなみに『フㇱコ』(husko)はアイヌ語で『古い』という意味。
【コㇿポックㇽについて】
コㇿポックㇽ(korpokkur)はアイヌの伝承の中で存在する小人のことである。意味はアイヌ語で『蕗の下の人』。詳細はあまり地方によって違いがある。サイズについては諸説あって実際に人間より少しだけ小さいという説もある。
この物語の設定ではコㇿポックㇽが人間のちょうど10分の1スケールにしている。人間が縮小化したような外見で、人間とほとんど同じだが、中身の構造いろいろ人間と違うらしい。髪の毛も色とりどり。コㇿポックㇽは妖精みたいに自然から生まれて、人間のように子供を生むことはない。年齢の概念も人間とは違う。主に若い少年少女の姿。性別は男女どっちも同じくらいいるが、登場人物は今のところ女の子だけ。
澪梨子の住んでいる町のコㇿポックㇽは人間と馴染んで、人間の家に住んでいるコㇿポックㇽもいる。日本語とアイヌ語が喋れる。
【アイヌ語について】
物語の中でアイヌ語かそれっぽい名前が登場する。アイヌ語の文字はカタカナとローマ字がある。カタカナ表記では普通の日本語で使われていない小書き文字が含まれている。主に『ㇰㇱㇲㇳㇴㇵㇶㇷㇸㇹㇷ゚ㇺㇻㇼㇽㇾㇿ』がある。『コㇿポックㇽ』もそうで、ロㇰペㇾタㇻとセㇷ゚チㇱレㇺの名前も。『ㇰㇱㇷ゚ㇺ』は閉音節(末子音とも)で、大体韓国語や広東語やタイ語やベトナム語などいろんなアジア言語と同じ概念。
コㇿポックㇽは日本語では『コロポックル』と書いた方が一般的で、アイヌ語ではpとbの区別がないので、『コロボックル』と書く場合もある。