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第49話 ランクSSS


「レオナ、俺のステータスも見れるか?」


 お兄様も自分のステータスに興味津津のようだ。


「はい。今書き出しますね」

_________________

対象者:アーサー=グライスナー


レベル27(700)


SP45/45(2000)


体力 :52/455(3333)

MP :42/ 42(1000)

攻撃力 :122(750)

防御力 :222(1000)

攻撃魔法: 63(750)

防御魔法:222(1000)

俊敏性 :159(1000)

幸運値 :1011(9999)


属性:土属性  レベル17▽

   政治   レベル_▽

_________________


「政治スキルか!いいな。にしても俺、6歳のレオナよりレベル低いのか。なんかショックなんだけど」



「アーサーには、魔法を練習する機会をなかなか与えられなかったからなぁ〜。行商に出るようになってからは、いざという時に備える必要があるからと魔法の練習は控えるように指示していたし。___なぁアーサー、今度州都で教会に寄ってきてくれないか?レオナの能力が本物かどうか、早目に確認したい」 


「承知致しました。私も政治スキルが気になりますし、出来るだけ早く行こうと思います」



「にしてもアーサーは幸運値が高いんだな。誰に似たんだ?」


「そりゃあ、お父上に決まってますよ。こんなに美人で優しいお母上と結婚なさったんですから。笑」


「もう〜。二人ともからかわないで!笑」


 冗談を言い合い、和気あいあいとした空気。いつもならレオナもニコニコと会話に参加するのだが、今日だけは笑えそうにない。


 そんなレオナの様子に気づいたのか、「そういえば、レオナはもう1つ報告があったのよね?」と切り出すお母様。


 このタイミングで言うしか無い。


「司祭様に言われました。いつか州長から教会で働くよう依頼があるかも、と」


 部屋の空気が凍る。


「州長直々の仕事の依頼。本来ならば名誉なことなんだろうが」


「そんな······。それは長い間州都で過ごさなければならないって意味よね?1日や2日とかじゃなくて。___私は反対です。危険すぎるわ」



 再び部屋の空気がシンとなる。


ポンッ!


 ビクッとして音がした方を見ると、なんとお兄様が手を合わせた音だった。


「俺にいい考えがあります!教会をこのグライスナー領に作れば良いのです。さすれば、レオナはこのグライスナー領でお務めを果たせます」


 ガッツポーズをしながら提案するアーサー。


ポンッ!

「それは妙案だな!州長から依頼がある前に、グライスナー領での実績を挙げておけば、州長も無理にレオナを呼び出せはしないだろう。それに上手く行けばグライスナー領の名前も売れるし、これは一石二鳥の案だぞ。よし!早速教会建設に取り掛かろう」


 良くやったとお兄様の背を叩きながら言うお父様。


「レオナもシャロンもそれでいいな」


「はい!ありがとうございます」「勿論よ」


 ホっと一安心のレオナ。正直打つ手はないと思っていたから、間髪入れず良案が出て拍子抜けしたが、思い切って家族に相談して良かったと心底思った。



「じゃあレオナ、最後にシャロンのステータスも書き出してくれるか?」



「お安い御用です。えぇ〜と、お母様のステータスは······」



_________________

対象者:シャロン=グライスナー


レベル32(3333)


SP120/120(7500)


体力 :220/220(3333)

MP :420/420(9999+)

攻撃力 :19(150)

防御力 :32(150)

攻撃魔法:39(500)

防御魔法:150(750)

俊敏性 :159(250)

幸運値 :1011(7500)


・・・・・・



「え?」

ふと、ステータスを書き写すレオナの手が止まる。


「ん?レオナどうかしたのか?」


「どうやらステータスボードで確認出来るのは、ステータスと習得可能魔法だけでは無かったようです」


・・・・・・


状態異常:麻痺(大)

     火傷(小)


・・・・・・


「お母様の体調不良の原因が分かったかもしれません」


「麻痺(大)に火傷!?シャロンお前はどれだけ我慢してたんだ!」


「私もまさか麻痺と火傷とは。てっきり何らかの呪いだと」


(いや、それにも驚いたけど、一番の驚きは)



属性:農業  レベル17▽

   魔法付与 レベル_▽


・・・・・・


「それだけではありません。お母様の魔法属性は、ランクSSS 【魔法付与】。教会が把握する中で、最も珍しい魔法適性です」


 みんながヒュッと息を呑む。


 静寂の後、お父様が「___これは、シャロンとレオナの警護を強化する必要があるな」と絞り出すようにこぼした。




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


シャロンのステータスが途切れ途切れで分かりづらいので、再度置いておきます。

_________________

対象者:シャロン=グライスナー


レベル32(3333)


SP120/120(7500)


体力 :220/220(3333)

MP :420/420(9999+)

攻撃力 :19(150)

防御力 :32(150)

攻撃魔法:39(500)

防御魔法:150(750)

俊敏性 :159(250)

幸運値 :1011(7500)



状態異常:麻痺(大)

     火傷(小)


属性  :農業  レベル17▽

     魔法付与 レベル_▽


─────────────────

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