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第39話 新スキル創造part2③



 薬学スキルを使わないポーション作りも、ある程度の筋道が整ってきた。


 あとは肝心の魔力水をどう準備するかだけど・・・。


 【ウォーター】の魔法で水を作り出した後に魔力を注入してもいいけれど、例え魔力を注入する方法を確立できたとしても、魔法発動の都度、籠められた魔力量が異なるようなことがあれば、品質管理上問題が出てきそうなのが心配だ。


 だから、欲をいえば最大限の魔力をあらかじめ籠めた魔力水を、魔法で作り出したいところだ。


 つまり、【魔力水生成】なる新しいスキルを創造して、習得したい!



 正直、薬学スキルでも新しい魔法を創造できたし、きっと水属性魔法でも、新しい魔法を創造できるんじゃないかなと思っている。


 というか、今まで水魔法で試していなかったのが悔やまれるレベルだ。


(さすがに楽観的すぎる?)





 新スキルの創造は、とにかくイメージが大事!


❛しっかりとしたイメージを持って、反復練習する❜


 これが薬学スキルで多くの新スキルを習得したレオナなりの黄金ルールだった。




 魔力水はとにかく高魔力が籠もった水にしたい。


 普段水魔法を発動する時、身体全体の体温が上がる感覚がするのだが、その熱をすべて水に落とし込む感覚のイメージを持ちながら『魔力水〜魔力水〜!』と何度も詠唱した。




 ついでに他の魔法も習得できないか試してみた。


 実験したのは、

海水、温泉水、炭酸水、ビール、焼酎、お酢、醤油、みりん、サラダ油、オリーブ油、ごま油、石油、界面活性剤、シャンプー、ボディーソープ、精製水。


 前世で使っていた液体の中で、思い出せるものは全てダメ元で試してみた。


 これらが習得できたら、この領地の生活は爆発的に改善するはず!と期待で胸が膨らむ。




◆◇◆◇◆





 水属性魔法のレベルアップを今か今かと待ち望んでいたある日の井戸補充中。



《水属性魔法がレベル38にアップしました。新しいスキルを習得できます》



(キターー!)



 はやる気持ちを抑え、しっかり仕事をこなした後、自室に引きこもる。


(ステータス!)


ヴァン

_________________


レベル60(SP98/132)


体力: 82/197

M P:152/231

攻撃力:55 

防御力:62 

攻撃魔法:55  

防御魔法:67 

俊敏性:53

幸運値:107


属性:水属性   レベル38▽

   薬学スキル レベル31▽

_________________


 続いて、水属性の▽を選択し、スキルボードを表示。



▽水属性魔法

○サブスキル

__________________


コールドウォーター(習得済SP1)

冷たい水を作り出す(10リットル)

消費MP1


ホットウォーター(習得済SP1)

熱いお湯を作り出す(10リットル)

消費MP1


水温調整(SP0/3)

水温を調整する

消費MP2


クリエイトウォーター:魔力水(SP0/1)

魔力水作り出す(10リットル)

消費MP1


クリエイトウォーター:海水(SP0/1)

海水作り出す(10リットル)

消費MP1


クリエイトウォーター:温泉水(SP0/1)

温泉水作り出す(10リットル)

消費MP1


クリエイトウォーター:炭酸水(SP0/1)

炭酸水作り出す(10リットル)

消費MP1


クリエイトウォーター:精製水(SP0/1)

精製水作り出す(10リットル)

消費MP1


___________________



 結論!


 新しくスキルボードに現れたのは

魔力水、海水、温泉水、炭酸水、精製水

この5つのスキルであった。



 これは、大成功なんじゃない?


 絶対にほしかった【魔力水】が習得できただけで100点の出来だけど、その他の4つもかなり優秀なスキルだと思う!

 


 特に使い勝手が良さそうなのは、【海水】だ。


 自家製の塩を作る目的で創造した魔法。


 出来るだけ高塩分濃度のものが出来るように、前世で高塩分濃度で有名だった死海(海じゃなくて湖だけど)をイメージしている。


 これで塩が自作出来るようになるといいんだけどなぁ。




 まぁ何はともあれ、この魔力水を使って、ポーション作りの実験だ!






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