表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/80

第37話 新スキル創造part2①



 アーサーに相談した次の日から、レオナは州都派遣の費用を貯めるため、ポーション作りに勤しんでいた。


 ただ、それ以前も、井戸の補充をしても余ったMPの大半は、ポーション生成に使っていたわけで・・・。


 つまり、ポーションを沢山作ろうと意気込んだものの、実際の生産量には大きな変化は表れていないのだった。


 また、頼みの綱であった派遣第3弾も、残念ながら水属性魔法や薬学スキルを授かったものは居なかった。


(ただし、珍しい木属性魔道士と火属性魔道士が誕生し、派遣自体は大成功だったのだが)


 次の第4弾までに、普段の倍の費用を貯めるには、もっと効率的にポーションを生成しなければならない。


 理想的なのは、レオナ以外がポーションを作れるようになることだが、この際レオナに限った効率化でも構わない。


 何か良い方法はないのかな。





◆◇◆◇◆






 例えば、スキルアップを図るのはどうだろう。


 現在のレオナのステータスは、以下のとおり。


________________

レベル60(SP98/132)


体力:197/197

MP:231/231 

攻撃力:55 

防御力:62 

攻撃魔法:55  

防御魔法:67 

俊敏性:53

幸運値:107


属性:水属性   レベル37▽

   薬学スキル レベル31▽


_________________


 SPにも余裕があるため、何かしらのスキルアップはできそうだ。



 効率化に繋がりそうなのは、【ウォーター】と【薬草栽培】のスキルアップだろうか。


 ただ、【ウォーター】のスキルは、レベル3までは習得済みだが、レベル4はまだスキルボードに表れていない。


 きっと、ステータスレベルか、水属性魔法のレベルが習得条件に達していないのだろう。


▽水属性魔法

○基礎魔法

__________________


ウォーター(習得済)


水を作り出す(10リットル)

消費MP1



ウォーター レベル2(習得済SP5)


水を作り出す(50リットル)

消費MP2

 


ウォーター レベル3(習得済SP15) 


水を作り出す(250リットル)

消費MP3


__________________



 そうなると、候補は【薬草栽培】のみになってしまう


▽薬学スキル

○基礎魔法

__________________

薬草栽培(習得済)


薬草の種を蒔く

縦1メートル横0.2メートル

栽培期間15日

消費MP1



薬草栽培 レベル2(SP0/5)


薬草の種を蒔く

縦1メートル横1メートル

栽培期間15日

消費MP2

_________________


 が、最近薬草栽培はエリスに一任している。


 何故なら、水を補充しても余ったMPは、優先的に【ポーション生成】に使っているためだ。


 そのため、仮に【薬草栽培】をスキルアップしても、MP不足でしばらく出番がなさそうだ。



 ん〜早くも手詰まり。

 収入を増やすというのは、そう簡単にはいかないらしい。





◆◇◆◇◆






 次は視点を変えて考えてみよう。


 私の強みはなんだ?


 そう!前世の知識を持っていることだ。




 前世は、魔法は使えない世界だったけれど、技術に関しては、現世より数段進んだ世界だった。


 つまり、魔法で作るポーションは無かったけれど、技術の賜物、飲み薬があったのだ。


 前世の飲み薬から、何かヒントを得られないだろうか。



 と、頭を捻りながら数日過ごしたが、そういえば、前世で飲み薬の作り方なんて聞いたことなかったことを思い出した。


 知ったところで薬を作るための材料なんてそう易易とは手に入らないし、前世のレオナには生成する腕もない。それに、そもそも薬剤師以外が勝手に調剤するのは違法だったんだから、当然といえば当然である。




 ん〜またしても手詰まり。


 やはり収入を増やすというのは、そう簡単にはいかないらしい。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ