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第24話 第二弾



 ガッツ&ジャンのコンビによる建設ラッシュが始まった。


 最初は、ガッツ用の作業小屋。ガッツに作って貰いたいものがあり、早い段階で建設に取り掛かってもらうこととした。


 その次は、第二地区の西側の壁。これには、約半年近くかかった。


 ただ、壁が出来たお陰で砂埃が吹き込まなくて農業がしやすくなったとポーラが喜んでいたので、良しとしよう。




◆◇◆◇◆





 この半年間、休まずポーションを作り続けた結果、資金が結構溜まった。MPが増えた分、1日に栽培できる薬草が増えたのが大きかった。


 この資金は、どうやらレオナの希望通り、今回も州都派遣第二弾の資金に充てられたらしい。




 後日、お父さんからお呼出しが。


「レオナが希望していた州都派遣だが、先日第二弾を派遣したのは知っているな?昨日無事に戻ってきたよ」


「まぁ!それは何よりです。それで結果は?水属性はいましたか?」


「あぁ。結果は上々だ。今回は4人派遣したのだが、4名とも魔法を授かってな。水属性は居なかったが、農業スキル、剣術スキル、薬学スキル、土属性魔法と様々だったよ」


「おぉ!!薬学スキルですか!」


(これは嬉しい。薬草栽培を一任できればかなり楽になる。)


「あぁ!我が領地2人目の薬学スキル持ちだ。育成はレオナに任せようと思っている」


「かしこまりました」


「あとは剣術スキルを授かった者なんだが、名はテオという。前に約束していた、レオナの専属護衛にどうだろうか」


「えぇ!是非!」


(よし!これで東側にも毎日行けるようになる!)


「じゃあ早速だが、二人に会って貰おう。お前達、入りなさい」




◆◇◆◇◆



「レオナ、この者がレオナの専属護衛となるテオだ」


「レオナ様、テオと申します。精一杯レオナ様をお守りします」


 紹介されたのは、ぱっちりした目が特徴的な黒髪の男性。スラリとした細見だが、服の上からでも筋肉質であることがよく分かる。


こんがり焼けた肌も含め、レオナ好みの男性であった。


(私があと20年早く生まれていたらな(笑))


「テオ、これからよろしくお願いしますわ」

 

「レオナ様、エリスと申します。この度、薬学スキルを授かりました。このお力は、この機会を下さったレオナ様のためにお使いいたします」


 エリスもテオ同様、ぱっちりクリクリの目がかわいらしい女性だ。


 髪の長さはレオナと同じくらいで、肩に付くぐらい。だけど、皆が言うには話し掛けづらさがあるらしいレオナと違い、どことなく柔らかい空気を纏っていて、優しそうな印象なのが羨ましい。


「エリス、ありがとう。でもその力はあなたの能力なのですから、自分のためにも惜しまず使ってくださいね」


「では、二人には明日から、レオナに付いてもらうということでよいか」


「はい、問題ありません。テオ、エリス、明日からよろしくね」



「「かしこまりました」」



 新たな魔道士を迎え、また一歩進歩したグライスナー領。これを機に、きっとここでの生活はどんどん良くなるだろう。そんな予感がした。




Tipsその1〜スキルボードについて①〜


スキルボードの中央には、基礎魔法の大きなアイコンがある。

また、それを中心に、同心円状にその他のスキルのアイコンが表示されている。


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