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私は待望の水属性魔導師〜領地復興のため、スキルボードはサブスキルで埋め尽くす〜  作者: 水瀬 潮
第1章 砂漠に生まれた水属性魔導士
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第21話 州都派遣①



 州都派遣に向けて、お父様はすぐに動いてくれた。


 まず、領内に州都派遣希望者募集の案内板を設置してくれた。


 当初、募集条件は


①20歳以上60歳未満

②領主の命により、使用人として仕えるまたは仕事を請負う(有償)こと


と、しようとしていたが、アーサーの助言で


③家族以外の10名以上からの推薦があること


を追加した。


 領内は、寄進代や州都への旅費が捻出できず、魔法適性の確認が出来ていない者が大半だ。


 なので、条件に当てはまるほぼすべての領民からの希望があるだろうと予測し、追加を提案したとのであった。


 結果、この条件追加は正解だった。


 1ヶ月の募集期間でなんと100名近い申込があったのだ。



 アーサーと執事のロイドで面接を行い、今回の派遣対象となる3名を選抜してくれた。


 そして残念ながら今回落選となった者達のうち、優秀だった者もピックアップしておき、次回以降(第二弾があれば、の話だが)の候補者とした。



 さて、今回の派遣メンバーは以下のとおり。


 1人目はガッツ。面倒見がよく、ガタイがいい。妻子持ち。意外と器用。35歳。


 2人目はジャン。背が高いお調子者。力持ち。22歳。


 3人目はポーラ。しっかり者の女性。身体が丈夫で体力がある。25歳。


 そしてお世話になっている侍女のカリン。初回はこの4人で行ってきてもらうことになった。



 引率者は旅慣れしているアーサー。


 申し訳ないが、ガッツ達にはアーサーが行商時に使っている荷馬車に乗っていってもらうことになる。


 州都には、アーサー1人で片道5日程かかるから、5人で休憩しながらだと片道8日程かかるかもしれない。


 当然だが、ベッドもトイレもないような状況で片道8日はかなり過酷だろう。



 今後も州都派遣を続けるなら、少しでも快適に過ごせるような工夫が必要になってくるだろうなとレオナは思った。


(問題が山積み過ぎる。ううん、出来ることからコツコツやっていこう)

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