第17話 新しい使用人と行商の成果
我が屋敷に新しい使用人がやってきた。
名前はカリン。15歳の女の子。三つ編みの長い髪が特徴的な、何とも可愛らしい子だ。
3人兄弟の長女だそうで、控えめだが、しっかりした子らしい。
先日、アーサーと井戸の件で領地を周った時に、少し会話をする機会があり、この子となら上手くやれそうだと直感的に思った。
後日、アーサーがカリンのご両親に相談に行ったところ、お給金がいただけるならと快諾いただいたとのこと。
また、カリンも「料理が趣味なので、問題ありません。精一杯お勤めさせていただきます」と言ってくれたそうだ。
早速ご飯を作って貰ったが、丁寧に下ごしらえされていて美味だった。
(お兄様が帰ってきたら喜ぶだろうな。でもこの前出掛けたばかりだから、帰ってくるのはもう少し先よね)
と、思っていたのに。
◆◇◆◇◆
「ただいまレオナ!」
「え!お兄様?」
アーサーが行商に出発してから、まだ3日しか経っていない。
(え?お兄様まさかの忘れ物?)
「売れたぞ!完売だ!」
「はい?」
「レオナの薬草!ゾーマを拠点にしてるっていう商人が全部買ってくれたんだよ!」
「!?」
「それだけじゃない。2週間後にまた来るから、余っている薬草を売ってほしい、ポーションならもっと高く買い取ろうってさ!」
「本当ですか!?」
「あぁ!あとこれ、レオナにプレゼント。」
木箱に入っていたのは、ポーション生成用の道具と小瓶30個だった。
「ありがとうございます、早速練習してみます!」




