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数字と私と支配下の。  作者: コサバサバ
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10年分のデータが信用に値する?

“先程の発表から何を学ぶ?”


黒板にはただ、それだけが記されている。まっさらな黒板に、白いチョークで。きっとあれを消したら伸びてしまうだろうと思いながら、少し前の記憶を呼び覚ます。


天気予報。それは自分にとって、信頼できるともできないとも、なんともいえないものだ。雨だろうが晴れだろうが関係ない…などということはないのだが。信用しても彼らは裏切ることもある。もちろん、世界に絶対などないと思っているから、気休め程度のものではあるのだが。それでも私は彼らに頼って生きている。降水確率、とかいう概念に。


30%を、信用するか否か。自分の考えなど、こんな単純なことなのだ。朝起きてこの数字が見えた時、私は苦悶する。傘を持っていくことがそこまで大きな問題なのかと問われたら、決してそうではないとわかっているのに、かなり重要なイベントだと捉えている自分が多くを占める。折りたたみ…これは無視だ。持ってないもの。結果、降っても降らずとも、今日は当たりか、外れか、と必ず考えてしまう。彼らなしでは生きていけない体にされてしまっているのか…。


自分の中でかなり大きな存在である彼らを、自分の手で作ることができると知ったら、どうだろうか。人工知能とかいうのだが、正直よく知らない。聞いていてもデータを出力?して分析して、それでもって英語ばかりでできているし、スライドに広がる細かなものが何なのかとも想像がつかない。しかしながら、however,帰りの天気を予測したそのAIは、しっかり当ててみせた。成功確率がどうとか言っていたが、私にとって大事なのは目の前で当てて見せた、ということに尽きる。評価は上がり、期待も高まり、しかし寝たら忘れていた。


相変わらず、彼らは30%を提示して、私を困らせてくる。だがしかし、50%を信用できるかといえば、信用などありはしないことを実感するのであった。

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