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魔力値0の魔術師   作者: ソル
第一章 魔術兼科学戦闘部隊 WSC (上)
1/1

第1話 引きこもりの魔術師

表現等が下手くそな作家が書いたものでも見れるという猛者だけご覧下さい。

時は西暦3000年を超え、田舎というものが存在したのは既に昔の話、世界各地には摩天楼が聳そびえ立ち、人類は地球の開拓を約8割終了、更には太陽系のほぼ全ての惑星を生物が住める環境にすることに成功した。


しかしある日、人類はマントル付近に「何か」があるのを確認。すぐさま調査隊を派遣して調査したところ、そこには「巨大な扉」があることが判明した。 調査隊がその扉を開けてみると、そこからはこの世のものとは思えない大量の「化物」が出てきた。

調査隊の司令部は大至急で調査隊が通った道を封鎖、3時間後に生物移住計画である「ノアの方舟計画」を急遽実施し、当時地球にいた人類を含む生物の9割を各惑星に避難させることに成功、更にその1時間後に化物を封じていたバリケードが壊され、地球は化物に支配された。


化物の出現により、今まで存在が隠されていた「魔術師」が時代の表舞台に登場、古来より裏で対立していた科学者と魔術師が手を組み、化物を「悪魔」と命名、「地球奪還作戦」を計画するに至った。




さて、前置きが長くなったが、これは一人の青年の物語である。


「あー、働きたくないでござるぅ」


この青年がこの物語の主人公、白沢しろさわ 零悟れいご18歳、引きこもり、最初のセリフが酷いがこれでも魔術師の名門、色家カラーズである白沢家の次期当主なのだ


「そんなこと言ってないで魔術訓練に行くよ!」


この女性は零悟の双子の姉である 白沢しろさわ 零華れいか

18歳、優等生、常識人、零悟の唯一の家族である


「んなこと言っても俺が行ってもみんなの足でまといになるだけだからなぁ」


「いいから早く行くよ!」


「いやでもさっき設定で引きこもりって言ったばっかり、、、」


「メタいこと言ってないで!もう遅刻しちゃうから早く!」


「ふざけるな!引きこもりに外出しろってのか!?俺の行動範囲は家の中だけだと何度言ったら、、、」


「は や く し ろ」


「申し訳ございませんでした。今すぐ準備します。本当にすみませんでした」




「それにしてもなんでいきなり訓練に行けだなんて言い出したんだ?今まで放置してただろ」


「今日は訓練の後に部隊編成があるのよ」


「よし帰ろう、今すぐ帰ろう、迅速に、風のように、光のようなスピードで帰ろう」


「 あ ? 」


「なんでもないです」


「よろしい」


「でも俺はどうせ入隊できないから行く必要ない気がすんだけど」


「引きこもりだから入れないんでしょ」


「いやいや、それ以前の問題があるだろ」


「、、、」





用語解説

魔術訓練まじゅつくんれん 魔術訓練とは戦闘形式の訓練で、基本1対1の試合である。また、使用できる魔術は常用魔術のみで、一日の訓練は10試合程である。


常用魔術じょうようまじゅつ 魔術師が使う基本的な魔術、火、水、土、風の4属性があり、それらを扱うこと(発現、操作、増大が基本)ができて魔術師と呼ぶことができる。また、常用魔術の扱うことができるレベルを数値化したものが魔力値である。


魔力値まりょくち 常用魔術の扱うことができるレベルを数値化したもの。固有魔術は魔力値には反映されない。


固有魔術こゆうまじゅつ 人によって能力が違う魔術。使い勝手がいいものから使い道がないものまで様々。


国立大魔術学園こくりつだいまじゅつがくえん 太陽系1の魔術学園で月にあるエリート集団。零悟や零華もここに通っている(零悟は零華に無理矢理入学させられた)


魔術兼科学戦闘部隊まじゅつけんかがくせんとうぶたい 魔術と科学を使用して悪魔と戦う部隊。今年零悟と零華が配属されるのは第13期の戦闘部隊である。基本的な任務はテロリストへの対策や、地球奪還作戦への参加である。


色家カラーズ 名前に色が入ることが許された魔術の名門。色は白、赤、青、緑、黄などがある







〜訓練終了後〜

「あーしんどー」


「あなた疲れるようなことした?」


「引きこもりは訓練しなくても外にいるだけでつらいんだよ。帰ってFPSしたい」


ちなみに今までの魔術訓練の結果は零悟が0ー20で最下位(今日を含め二日しかやっておらず、全て降参負け)、零華が2500ー0で最上位だ。


「このあとは魔力値測定して部隊編成ね」


「魔力値ねぇ、、、」


そうつぶやく零悟の顔はどこか悲しげだった。そんな弟を見ていると零華は胸が痛くなってきた。





魔力値の測定を終え、部隊編成の時間がやってきた。


「今日からお前達は第13期 魔術兼科学戦闘部隊に入隊する。私は今期の責任者である黄山きやま 大地だいちだ」


黄山は巨漢というのにふさわしい山のような体型の男だった。


「では早速部隊編成を始める」


そう言うと黄山は魔力値測定の資料を手に取り、部隊編成を告げていった。


「第一部隊 隊長 白沢零華」


「はい」

「第一部隊 副隊長 赤城せきじょう まこと


「はい」



こうして部隊編成は順調に進んだのだが、、、




「第十部隊 隊員 白沢零悟」


「、、、はい?」


「聞こえなかったか?第十部隊 隊員 白沢零悟」


「は、はい」


「以上で部隊編成を終了とする。選ばれた者も、そうでなかった者も、これからも努力してくれ。解散」


ヒソヒソと声が聞こえる


「なんであいつが部隊に入れるんだ?」「やっぱり金注ぎ込んでんのかな?」「普通じゃありえないよな、、、だってアイツの魔力値って、、、」


「部隊編成になにか不満か?」


気がつくと話していた学生達の前に黄山が立っていた。すると、一人の学生が声を上げた。


「お言葉ですが黄山さん。なぜ白沢零悟が入隊できるんですか?」


「私が必要だと判断したからだ」


「魔力値0の奴が必要だと言うんですか!?それとも色家カラーズだからといって優遇されてるんですか!?」


学生の声に辺りが静まり返った。


「はぁ、、、」


黄山は深いため息をつくと学生を見つめて口を開けた


「測定できるものだけを見るな、数値化できないものも見ろ。そうしなければお前は入隊なんか一生できない。だが魔力値0というのも確かにおかしい、だから様子見として十番隊に所属させた。これでも不満か?」


「、、、いえ」


「そうか」


そう言うと黄山はどこかに歩いて行った。


「なあ零華、質問いいか」


零悟は震える声で零華に話しかけた


「い、いいけど」


「なんで俺が選ばれてんだ?」


「黄山さんはなんとなく気づいてたのかもね。零悟の力に」


すると零悟は青ざめた顔で空を見上げ


「なんでだよぉぉぉぉ引きこもってゲームしてえよぉぉぉぉ悪魔とかと戦うよりもアニメ見てた方が絶対いいよぉぉぉぉ」


そう叫ぶと気力を失ったかのように倒れ、零悟は意識を手放した。


「え?ウソでしょ?こっから家に運べっての?いやできないことはないけど、、、え?マジですか?ちょっ零悟起きて、そんな気持ちよさそうに寝ないで、起きてよぉぉぉぉ」

to be continued

他の小説家は凄いですね。これより遥かに凄い作品を生み出していくなんて。自分は自分に出来る限りのことをして読者の皆さんに少しでも楽しんでもらえるように努力するので応援よろしくお願いします

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