プロローグ
皆様はじめまして!
初めての小説ですので至らない点がどっさりと出て来ますがご了承下さいm(_ _)m
とあるゲームショップの店頭
そこに並べられたテレビに1人の戦士と1匹の竜との戦闘が映し出されていた。
鎧に身を包んだ戦士が剣を振り上げ、竜の鱗を切り裂く。
竜は悲鳴を上げつつも口を大きく開け、灼熱のブレスを戦士に浴びせようとする。
だがブレスを吐く前に戦士は即座に竜に接近して喉元に強烈な一撃を放ち、その攻撃により竜は地面に倒れ込み動かなくなった。
――その後、画面が切り替わり他のゲームのPVが流れ始めた所で青年は画面から目を離した。
「最近、これのCMよくやってるよな…。面白いのか?」
――『シンプル ジョブ オンライン』
それがたった今流されていたゲームの名前である。
このゲームは最近発売されたVRMMOで、その特徴はタイトル通り職業がシンプル(少ない)事だ。
更に生産職が存在せず、そのため基本的にモンスターと戦い、勝って素材を得てNPCの店で装備を作ってもらう事になる。
出来る事が戦闘だけだとつまらないのではないか?や 職業の数が少ないのは飽きに繋がるのではないか? という疑問が発売前からあったが開発陣曰く
――純粋にVRでの冒険を楽しんでもらうためにそれ以外の時間が取られる要素を少なくしました。
――ジョブの数に関しましても典型的な職業数種類とその派生2~3種類だけに絞り、役割をはっきりとさせました。
――ええ、ホントですよ。
まさか開発費が足りないから生産が無い訳でもジョブを削った訳でも無いですよ、ハイ。
とのこと。
…後半本音が漏れていた気がするが。
「そろそろ夏休みだし最近暇だから買ってみようかな。…何か無駄に安いし。」
そう言った青年――雨宮浩平はゲームショップへ入りそのゲームを購入して家路についた。
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