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キャバ嬢メルメの花と仁義 ⑤
キラコは今夜もスリットドレスを身にに纏い、
その艶やかな足を示している。少量のラメを施したその足は店内の薄暗がりの中で、慎しく、しとやかな夜景を観る。細やかな情景を帯びたその脚は、キラコにNo.2の座を約束した。
対象に、メルメは嬢として不利明白なパンツルック。コレには確固るワケと意志がある
生い立ちにおいて姦のトラウマを抱えた女にパンツスタイルは、安心感を齎し、寝ないことへの覚悟の表れであった。女の城を守るには防壁は強固な方が良い。
美しくあるが女の肉体的な武器を徐にしない
メルメは修羅の道を行こうか。
美しく見下す。
下品の美を成し得るか。
言え!
「本当を知らないのは男だ!
瞬果の生き物ね!」