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桜花、散りぬる風の名残

作者:里井雪
 大学を卒業し、自動車会社に就職することになった、僕。かつて曽祖父が使っていた部屋を掃除していると、押入れの奥から何やら曰くありげな行李が出て来た。

 行李の中には、曽祖父が残した日記、さらには、タイムカプセルのつもりだろうか、彼から子孫へのメッセージを記した手紙が入っていた。

 帝大卒業直後に書かれたと思しき手紙には、航空技術者だった曽祖父の熱い想いが語られていた。日記にも希望に満ちた日々の出来事が記載されてはいたが、それは前半部分のみ、日が進むにつれ暗く陰鬱な内容となっていく。

 曽祖父は、終戦間近、特攻兵器の開発にも携わっていたらしい。若い命を死に追いやる兵器製作に、心ならずも関わった曽祖父は、深い自責の念を抱いていたようだ。

 曽祖父が残した悔悟の想いを知った僕は、彼の手紙に返事を書くことにした。願わくば、この手紙が天国に届きますように。

 すると、神様の悪戯か? なんと、僕の手紙は過去に届いたようなのだ。僕が手紙を書くたび、変わっていく曽祖父の日記、そして……。
曽祖父の想い
2022/09/22 20:00
届いた手紙
2022/09/23 20:00
美桜(みお)
2022/09/24 20:00
過去改変
2022/09/25 20:00
タイムパラドックス
2022/09/26 20:00
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