話
(´・ω・)…暇潰しに読んでくだちぃ。
スマホをいじったらファンタジーな世界に行っちゃった少年の話し。
僕は、他の国にいや世界飛ばされたのだろうか?
ゲームを閉じた瞬間に電気みたいな痺れを感じて気が付いたら自分の部屋ではなく見知らぬ場所に剣を持って居た。飛ばされたのか?今までに体験のない出来事、アニメや本でのようだ。異世界に行き魔法や剣での話。どの物語もスゴイ主人公や仲間達との冒険。
ただ、そんな物語は見る事が良いのに…僕はやりたい事、自分の落ち着ける部屋でゆっくり遊んだり食べたり作りかけのプラモもたくさんたくさんたく。
「起きなさい!いつまで寝てるのかしら!時間がもったいないですわ!」
甲高い声にハッと目をあけた。
声の主は西洋の魔法使い風の格好をした少女メイさん。姿だけでなく実際に不思議な能力を持っている様だ。
「お前も起床したばかりでは無いか。」
少女メイの後ろから声を出したのは鎧を外して軽装な女の人ゼロさん。この国…いや世界について教えてくれる騎士。体力も力もスゴくて、いつも守ってもらってる。
「ふふん♪それはデスねー…お姉様とのイチャイチャの観客の為ですわ!人は見られて美しさが増すのです!お姉様の肌を見られるのは辛い辛いですが雄に見られる事での恥じらいと興奮でのお姉様は身が動かせずにメイに身を任せるのです!そして!」
ドスッ……。ばたっ
耳に届く鈍い音と人が倒れる音。以前の生活で聞く事の無い音であった。
メイさんが床に落ちていた。
「え…あ…大丈夫ですか?」
「大丈夫だ問題は無い!」
実際に人が倒れるのは気持ちが良いものでは無いが、それぐらいの事しないとメイさんは行動は抑えられないようだ。生々しく怖い。
「で、今回は南の湖を迂回しながら奥の村に行く、そこに腕の立つ占い師がいるよらしい。色々と情報が欲しい。準備してくれ」
人が倒れても淡々と話を進めてくるゼロさんも恐ろしい。
「占い師?」
「そうだな、お前自身や国、もちろん剣についてもだ」
他に情報が無い確かにそうだけど非科学な占い師に頼るとは、早く家に帰りたいとしか思い浮かばなかった。
ここでの食事の時間は無い、朝や昼ご飯晩御飯の時間無い…お腹空いたら何かを食す。皆で食べる習慣は無いゼロさんが言うには「敵襲があった時に困る」との事。
食べる物はいつも、酸っぱいお粥や味のしない牛乳の様なモノ。お腹が空いてもあまり食べる気が起きない。だが、通貨の持たない僕には黙って食べるしかなかった。子供っぽいかもしれないけどカレーやハンバーグが恋しい。
今いる場所は山と畑が並んで、よく僕がイメージする田舎そのものだった。ここでの魔物や動物類との遭遇はそこそこあった。出会う生物は僕の世界の動物とは似て非なるものだ。
3日間ここに滞在していた。少しだけ親戚の叔父の家に似ていて別の世界との実感が無かったが、移動するとなると実感が湧きそうで嫌だった。
「……クソですわ。」
いきなり復活したメイさんが僕に向かって睨みながら暴言を吐く。
「何!お姉様と会話してらっしゃるのかしら。メイのお姉様様様とは100億年早い…いえ、死ね!」
3日間の間にゼロさんにこの国や世界の事を教わっていたらスゴイ勢いで嫉妬が芽生えた定期的に殺意を抱いた攻撃がくる。
《発動》
『竜神の加護』
そして、定期的に剣から合成音声と共に白い透明なシールドが僕を守る。
僕の体に引っ付いつてくる謎の剣、この国に古くから伝わる剣らしい。強力な磁石の様に引っ付いて取れない、どうにかズラして腰に移動が出来た。ゲームでみたのと同じな模様形状で重くは無い。ただ単に意味が分からず気持ちが悪い。
サツキさんは、この剣が欲しいらしい。さっさと渡したい。
「メイも起きた様だな。では整ってから行くとしよう。」
(´・ω・)…。
ハーレムにする気はございません!男は増やす予定。