ハイゴオ街
食料問題は解決したと思うし
「ハイゴオ街に行こう!」
村じゃなく街に行き
「フライ!」
アキラはそう言うと空を飛んだ
「やっぱり空は障害物・魔物の心配しなくてもいいな」
あ、でもワイバーンとか空飛びそうなドラゴンとかは空を飛ぶな
なんて考えながら1時間ぐらい経つと街が見えてきた
でかい壁だなぁ、上から侵入したら捕まりそうだな
よし、下りるか
アキラは門番に見つからない所で降りた
門番の所まで近づくと
「おい、そこのお前、どこから来た?」
門番は軽装だから気になって聞いたんだろう
「ハング村だ」
「ハング村から来たとしても軽装すぎないか?森には魔物もいるんだぞ」
やっぱり
「ちょっと森の中で魔物に・・・」
適当に演技でも
「そ、そうか、ちょっと規則だから待ってくれ」
何かを探しに行った
ちょろいな
「これに触ってくれ」
四角いキューブみたいなものを渡してきた
神眼!!!
『犯罪探知
過去に犯罪をしてる物を探知する
それはバレていない物も含む
犯罪をしてる場合四角いキューブにブツブツができる
多いほど犯罪が多いということになる』
「よし、ブツブツは一つも無いようだな、よしもういいぞ」
そう言うと門番は通せと言って小さい門を開けてくれた
「ありがとうございます」
そう言ってアキラは礼をし頭をさげ門をくぐった
まず冒険者ギルドだよなぁ
どこにあるんだろう?神眼なら行けるだろう
神眼!!
神眼は他の建物などを透過し冒険者ギルド?だけを映してくれた
あれが冒険者ギルドか
歩いて冒険者ギルドのドアを開けた
冒険者の何人かは新人か?と言ってるような目をした
受付の人の所に歩いて
「冒険者登録お願いします」
とアキラは言った
「分かりました こちらの紙に得意な武器、魔法など書いてください」
・名前
アキラ
・得意な武器
剣
・魔法が使える?
大体は使える
よしこれでいいかな?てか書く量少なすぎるから口でも良いだろこれ
「出来ました」
そう言って受付嬢に渡した
「魔法の大体というのは?」
「4大元素(地・水・火・風)を中級まで」
4大元素は村長にあると聞いたのでそれで
「4大元素を中級までですか!?」
4大元の所まで大声で言いそれからは周りの冒険者を気づかって小声でいった
「はい」
なんで嘘言ってるとか疑わないんだろう
「なんで嘘言ってるとか疑わないんですか?」
「嘘だったんですか?」
あ、天然なのね
「いや、違いますけど」
「あなたのお名前は?」
アキラは受付嬢が可愛いから名前を聞きたくなった
「スズです」
僕の名前は…紙に書いたし別にいいか
と喋り合っていると隣から冒険者の一人が絡んできた
「おい、さっきからお前スズちゃんと喋ってんだよ」
「名前が気になったので」
「違うわ、馴れ馴れしく喋ってるのがいらついてるの、てかお前魔法中級とか嘘ついてんじゃねぇよ」
嘘はついてないしそれ以上の魔法も行けるんだよな
「てかお前剣も行けるんだろ?男なら分かるよな?」
「かっこいい剣ですか?」
「いや、ロマンの話じゃねぇよ、模擬戦だよ模擬戦」
あ、決闘とか言い出して命の奪い合いでもするのかと思った
「ちょ、ちょっと待ってください、Aランクの「剣豪」サクネとFランクの模擬戦なんて駄目ですよ」
ランクとは?神眼!
すると文字が空中に表示され冒険者ランクの事が表示された
『冒険者ギルドでは高レベルクエストを初心者が次々に稼ぐために受け未来ある初心者達が次々に失うのは良くないと言うことで、ランクが設けられる事になりました
黒<灰色<緑<黄色<<赤<<<白 という順に並んでいます』
白に行くためにはすごい努力と多少の才能は必要だろうなぁ
「おいさっきからなんで上見てんだよ」
この文字は他の人には見えないんだったな
「いやなんでもない、模擬戦するなら早くしようよ」
「訓練所でやるぞ、ついてこい」
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「ほら、剣構えろ、やんぞ」
このサクネってやつ根本は優しいんだろうなぁと思いつつ剣を構えた
Aランクがどのぐらいの強さかな?
「審判を仕切らせてもらいますのはギルドスタッフ「スズ」でございます、ではスタート」
「ほら、攻めてこい」
じゃあ遠慮なく
すると脚に力を少し入れサクネに向かって飛び出した
「!? (速い!)」
サクネは剣で受け流そうとしたがアキラは剣の根本(柄)を切った
「!??…しょ、勝者アキラ!」
「お、おい、速すぎだろ、視るのに精一杯だったぞ」
剣神は力に極大補正あるからなぁ
「てっきりサクネさんは、剣は折れても攻撃は受けてねぇとか言って拳で殴って来ると思いましたよ」
変な空気になりたくないしなごませるか
「いや、剣の勝負にしてるのに拳では戦わねぇよ」
とサクネさんは苦笑いでそんなことを言った
「それにしても、何のスキルなんだ?剣豪よりも強いんだろ?その若さで」
「剣神ですよ」
「剣士??何言って…あぁ手の内を晒さないのが冒険者の暗黙のルールだったな」
剣士と間違えられた、まぁでもこの世に存在しないスキル創ったわけだから当たり前か
「多分、アキラならすぐに、Aランクに行けると思うよ」
「まぁぼちぼちやっていきますよ」
「あっ、娘の誕生日なのに、早く帰らないと!!」
かなり焦っているようだ
「娘さんいるんですね」
「今年で5歳になる、可愛い子だ」
「そうですか、頑張ってくださいねぇ」
焦っているようなので早めに会話を切り上げた
「依頼でも受けようかなぁ」
アキラは急いで帰るサクネさんを、見守る目で見ながら冒険者ギルドの方へ戻るのだった