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不気味な豪邸

アナウンサー『次のニュースです。先月、確認された、日本初のエイズ患者の女性が死亡したことを受けて・・・』


母『・・・大事にならないと対応してくれないのね。』


母は駄菓子をつまみに朝のニュースを見ていた。


母『・・・。』


ピンポーン・・・。


母『はーい。』


ガチャ・・・。


母『どなた?』


古賀『あ、私、白瀬先輩の後輩でバイト仲間の【古賀純子(こがじゅんこ)】です。先輩が心配で来たんですけど・・・。』


訪ねてきたのは、色葉の後輩の古賀だった。


母『ごめんね。色葉、今行方不明で・・・。』


古賀『実は私の親が警察官なんです。』


古賀は母の言葉を遮って、そう言った。


母『え?本当に!?』


古賀『はい。父から話を聞いたんです。おもしろい人が来たって。話を聞いていたら先輩のお母さんのことじゃないのかな?と思って・・・。』


母『だからここに来たのね。』


古賀『父には先輩の捜索をお願いしました。』


母『ありがとう。』


古賀『いえいえ、こちらこそ、父が失礼を・・・。』


母は子供に謝らせるような親にならないように心がけることにした。あくまでも心がけることにしようと思った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


麻里『田んぼばっかりだね。』


イトさんの駄菓子屋の周りは見渡す限り田んぼが広がっている。


人見『どうすんだよ。こんなところに来て。』


麻里『せっかく田んぼだらけなんだから、違和感を探すのに丁度いいじゃん。』


公子『違和感?あそこのうさんくさいホテルとか、あの人面岩とか?』


麻里『そうそう、近づいてみようよ。』


麻里はうさんくさいホテルの方向へ向かった。


人見『バイクは?』


麻里『歩かないと、細かいところに気がつけないじゃん。』


うさんくさいホテルはラインストーンというホテルらしい。


公子『営業してる?』


麻里『営業してるね。なんでもない普通のホテルだよ。人面岩はどう?』


人見『きみ悪いよな、この顔。エイリアンみたいだ。』


この人面岩は宇宙から飛来したという言い伝えがあるトンデモ岩なのだ。


麻里『他に違和感ない?』


公子『あっちの豪邸は人が住んでるのかな?』


公子が指差す方向には文字通りの豪邸が腰を据えていた。


人見『あれも、きみ悪いんだよなー。』


麻里『どこが?素敵じゃん。』


人見『それが不気味なんだよ。田んぼの中にぽつんと、あんなものがあるのが・・・。』


麻里『男には、わからないのよ。私ああいうお家に住みたいな。』


公子『・・・。』


麻里『柳田も、女の子だから、ああいうお家に住みたいよね?』


公子『・・・やっぱり不気味だよ。お化け屋敷に見えてきた。近づくの・・・?』


人見『なんか・・・気分悪くないか・・・?』


人見が体調不良を訴え出した。


公子『そういえば、私もなんか吐きそう・・・。』


麻里『2人とも、怯えすぎじゃない?私なんともないけど。』


人見『じゃあ、お前1人で調べてこいよ・・・。』


公子『私たち、反対側調べてみるから・・・。』


麻里『なによ!?2人とも。いいわよ、私が調べてくるから。』


不気味な豪邸は麻里が調べることになった。人見と公子はさっきのホテルを、もっと詳しく調べてみるらしい。

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