主要人物
1987年2月
【白瀬色葉】17歳
私。高校3年生って大変だね。毎日、毎日、進路の事で頭がパンクしそう。もう2月なのに、こんな状態だから先生も怒ってる。そんな私の気晴らしは去年の冬から始めたバイト。
【白瀬和子】41歳
去年の事件のせいで、ちょっとしたストレスに敏感になってしまった母。私がバイトを始めたのも母が中々、新しい仕事に就けなかったから。年齢がネックだって。
【白瀬美知】14歳
中学2年生の妹。美知が高校に進学出来るかどうかは私にかかっている。お金が必要なのだ。
【早川イト】71歳
駄菓子屋のお婆ちゃん。私が小学生の頃からお婆ちゃんだった。優しくて、サービス精神旺盛。若い子はみんな素敵なお嬢さんに見えるんだって。
【藤浪麻里】18歳
あの事件が起こる前は私にとって、一生関わりがないだろうと思ってたんだけど、正体がわかれば怖くない。ちょっとドジだけど、男勝りで頼りになる。でも、ドジだから勘違いも多いのが玉にキズ。
【人見大輔】18歳
私の初体験は人見だった。傷心しきっていた私を優しく包んでくれた。その後にある事件が起きた事で、俺の彼女になったらお前の身に危険が及ぶからとかっこよく身を引いた。麻里にその事を話したら騙されてるよと笑われた。
【柳田公子】18歳
公子はテニスの推薦で大学に進学するんだって。私も部活に精を出していれば良かったと思うのは帰宅部の嘆き。公子の優しさが悪い意味で染みる時期だ。
【岸谷守】42歳
違法風俗店の経営者。表向きは隠れ家的なバーを経営しているんだけどね。
【仰木瞳】27歳
岸谷と住んでいる清楚な女性。私と同じような境遇らしいけど本当かな・・・。