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君の優しさ

作者: まゆ


最近・・・

彼氏とうまく行かない






唯「おはよー」

亜美「おはよー、梓ー」



ガタン

今日も一日・・・

なっげーなぁー・・・


あたし

坂野亜美


この物語の主役って所


陸斗「亜美ッ!!聞いてよ!!商店街のくじ引きで

たまごっち当たった!!」


亜美「はぁ?」


陸斗「馬路だって!!たまごっち!!」


亜美「とっくに持ってます」


陸斗「・・・馬路?」


亜美「馬路。ほら」



亜美の手にはたまごっち



陸斗「んだよー!!亜美がほしいっつーからあげようと思ったんに!!」


亜美「いや、2個はいらないよね。」


陸斗「じゃぁ、俺が育てて、亜美のと通信しまくって、結婚させる!!」


亜美「お前のなんかと結婚させたくねー」


陸斗「いいじゃん♪俺らも付き合ってん「黙れよ」」


陸斗「亜美ちゃーん!!泣」



こいつは

こんな感じでいつもちょっかいを出してくる

坂野陸斗


同じ苗字だけど・・・

兄弟でも双子でもなんでもない!!



梓「しっかし、W坂野は今日も仲いいねー」



2人「「まとめるな!!」」


梓「息ピッタリ」



亜美「真似すんな!!」

陸斗「お前だよ!!」



ギャーギャー


梓「喧嘩する程・・・仲がいい・・・」


「「何か言った???!!!」」


梓「言ってないです」



ギャーギャー


梓「2人ってさ・・・悩みなさそうだよね。」



悩み?


悩み・・・

博紀の事・・・かも


陸斗「ちっちっち!!甘いね。梓ちん。俺は悩みありまくりだでー?」


梓「嘘だろ」


陸斗「亜美ちゃんが俺に振り向いてくれないことが」


亜美「冗談言うなよ」


陸斗「本当だって!!」



梓「亜美は?なさそうだねー」


亜美「そぉ?」

あるんだけどね;;


陸斗「亜美亜美は〜、悩みあるけど、みんなの前で強がってるだけだと、拙者は思うでありまする〜」


梓「あー、泣いた亜美見たことないかも」


陸斗「そうなのッ?」


梓「小2からの付き合いだけど、亜美の泣いたとこ見たことないわ」


亜美「っだって、泣くような悩みもなんもないもん」


陸斗「亜美亜美、嘘だね」


亜美「は?」


陸斗「みんなの前で悩みを出さないだけだと思うでありまするー」


亜美「きもいから」


梓「うざいから」



陸斗「(泣)」






放課後


宛先:博紀

件名:

本文

--------

今日遊ぶの?

どーすんのさー?



ピロリロ〜♪



受信者:博紀

件名:Re:

本文

--------

いつもの公園で。




パカ・・・



陸斗「亜美ィー、今日カラオケ行く?!」

梓「亜美、行こう♪行こう♪」



亜美「あー今日パス。ごめんッ!!」



梓「デート?」


亜美「うーん・・・デート?会うは会うけど」


梓「いやーんw暑いわぁ〜」

陸斗「いやーんw亜美ちゃんったらぁ〜」



亜美「陸斗ー、死にたいー?」

陸斗「ごめんなさーい」


亜美「じゃぁね」


みんな「ばいばーい」


陸斗「・・・」


梓「あんたって本当に亜美が好きなんだね」


陸斗「梓ちん、わかる?」


梓「軽くラブ光線出してるけど、亜美は本気で冗談って思ってるな。」


陸斗「そう思う」


梓「ま、亜美には彼氏が居るんだから・・・今はしょうがないね」







公園


博紀「亜美ー」

亜美「あッ!ごめんね。遅れた」

博紀「あ、いいよ。今、来たとこだし」


これがあたしの彼氏の

博紀。

付き合って1年かな。。

高校に入ってからあんま会ってないけど

こうして少しの時間でも時々会ってる。



博紀「〜♪」

亜美「ご機嫌だね!!?」

博紀「ん?あぁ・・」


携帯?


亜美「誰かとのメール?」

博紀「ん、まーそんなところ」



亜美「この後、どうする?」

博紀「俺さ、この後、用事できちゃった」


亜美「え?」

博紀「ごめんな?」


亜美「うん・・わかった!!」


博紀はじゃぁなって

頭をくしゃってして

公園から出てった



女のコ・・かな?



カラオケ行ったのかな?



カラオケ


プルルルル〜


男子「陸斗ー、携帯なってる!!」


陸斗「え?」


梓「あ、亜美からだよ」




陸斗「えぇ?!!」


ピッ


陸斗「もしもしッ!!」


亜美《遅い(出るのが)》


陸斗「聞こえなかった;;」


亜美《カラオケ?》


陸斗「くる?!」


亜美《行く》


陸斗「あれッ?彼氏は?」


亜美《逃げられた》


陸斗「えぇー?」


亜美《ま、いくから。いつものとこでしょ》



陸斗「亜美亜美?!逃げられたって?」


プープー


陸斗「切れちゃった・・」




数分後カラオケ


陸斗「で、なんで来たの?」


うるさいなー


陸斗「なんで?」


そんな近くで聞いてくるなよ



陸斗「なんで?ねぇ、なんで?」


亜美「なんで、そんな気になるんだよ」


陸斗「好きだから?」


亜美「好きだから?・・聞くなよ」


陸斗「ナイス」


亜美「へぇ」


陸斗「なんで?」


亜美「あッあたし、これ歌お〜♪」


こうなったら完全無視。

聞かれてもつらいんだから。。。



夜8時


梓「お開きにするー?」


「そだねー」

「またこようなー」

「超楽しかったー」


梓「じゃ、みんなこっちだから!!」


亜美「わかったー」


こんだけ居て

あたしだけ逆方向ってどうよ


梓「でも、危ないから、陸斗、あんた、亜美送ってって」


陸斗「あいあいさー!!梓隊長!!」


梓「頼んだから」


亜美「はッ?」


梓「じゃーねー」


陸斗「(ボソ)・・梓ちん、ナイス」


亜美「なんか言った?」


陸斗「いえ・・・」


なんで、こいつなんだろう?

ま、いっかw


亜美「ま、帰るか」

陸斗「そうだなー」



・・・・・

なんで黙ってんの?



え?いつものノリは?


夜は休業?



陸斗「なんでー、今日デートじゃないのー?」

亜美「また?」

陸斗「気になる」


亜美「なんで」


陸斗「亜美が好きだから」


亜美「なッ」


そんなまっすぐ見て言われても・・・






あれ・・・


あれは・・



亜美「博紀!!」


陸斗「え?」




博紀「あ、亜美・・」


なんで女の子と手つないでるの?



博紀「わりぃ、亜美。そういうことだから!じゃぁな」


え?

あたし、ふられた?


亜美「・・・ッ・・・」



あたしは走り出していた



陸斗「あッ亜美チン??!!!・・・てめぇ!!」


博紀「あ?」


陸斗「ふざけんなーーー」



バキ



女の子「きゃー」


博紀「何すんだよッ」


バキ


ざわざわ・・・


陸斗「いてぇな。」


博紀「お前、誰だよ」


陸斗「関係ないだろ。お前、もぅ亜美に近づくなよ」



博紀「ちょッ」



陸斗は亜美を追いかけた







公園



気が付いたら

あたしはいつもの公園に来ていた



浮気・・してたんだ・・・


気が付かないなんて。。

馬鹿だなーあたし・・



陸斗「亜美ちんッ」



陸斗?!

やばいッ涙がッ

隠さないと。。。



亜美「な・・んで来たの?」


陸斗「心配だから?」


亜美「なんでいつも聞くんだよ」


陸斗「それより・・亜美ちん、泣いてる?」


亜美「・・・・泣いてない」


陸斗「人前でも泣けばいいのに・・・」


亜美「やだ」



そのとき

あたしを大きなものが包んだ



ぎゅう


亜美「り・・くと?」


陸斗「ほら、誰も見てないよ。」


亜美「うぅ・・・う・・グス」



あたしはなぜか

陸斗の胸に顔をうずめて泣いてしまった


亜美「ん・・・」


あたしは体を陸斗から話して

ブランコに座った



陸斗「落ち着いたなりかー?」


亜美「・・ばーか」


陸斗「あ、亜美ちん笑った!」


亜美「・・・ありがとう」


陸斗「え?」


亜美「ありがとうって言ったの」


陸斗「え?聞こえなかった」


亜美「死ね!!」


陸斗「嘘、嘘。どーいたしまして」


そういって

あたしの頭をくしゃってなでた



亜美「なんで、そんなに優しい訳?」



陸斗「・・・・」



亜美「聞いてる?」


陸斗「・・・・」


亜美「聞いてんのッ?」



あたしが顔を上げると

あたしの前に立って

あたしを見る陸斗



陸斗「ばーか!俺が優しさはお前限定」


亜美「え?」



ちゅッ



陸斗「俺はお前が好きだから、俺の優しさはお前にしかやんねーよ」


亜美「やんねーって、あたしがほしがってるみたいじゃん」


陸斗「俺の胸んなかで泣いちゃう辺りほしがってんじゃないの?」


亜美「はッ?」


陸斗「強がりなお前は俺の優しさがねーとな」


亜美「・・・」



陸斗「嘘、俺があげてーの」


亜美「ばーか」


陸斗「馬鹿だよ。俺は亜美ばかだもん。」




あたしには

陸斗の優しさが本当は

必要だったのかもしれません・・・




あたし。。。

軽くない?

すぐ陸斗になって・・・



ま、いっかw



翌日



梓「なーんだ。くっついたの?」



陸斗「そうなりよーん」


梓「やっぱり帰してよかったかも」


亜美「仕組んだの??!」


梓「そうねー」


陸斗「そうねー」





亜美「・・・・」



梓・陸斗「?」



亜美「梓ぁぁぁぁー!!!陸斗おおおぉぉ!!」



2人「ごめんなさーーい」






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