ホワイトデーにはね…(200文字小説)
掲載日:2011/02/28
結婚して20年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
3月に入ると娘がソワソワしている。
これ見よがしに、アクセサリーの雑誌がテーブルの上に置かれている。
ページをぱらぱらめくって見る。
赤ペンで○がつけてある。
「お父さん、勝手に見ないで」
そう言いながら、娘の顔には満面の笑み。
「赤○のヤツ…」僕はさりげなく聞いてみる。
「え~! 見ちゃったの? じゃあ、責任とって」
キラキラと輝くその瞳にはかなわないなあ。




