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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

黒い安息が如く

ドロップアウトは自己責任なのか?

掲載日:2025/12/11


 こういう話を好んでいるわけではないが

 私には語りたい実体験がいくつかあり

 墓まで持っていくのも心残りがありそうなので

 その一つを書き残させてもらう


 そんなにエグい話でもないが

 生々しく人によってはキツいと思うので

 そこはご理解いただきたい


◇◇◇


 A県に住むBという男がいた

 彼は自称ラッパーで

 人目をはばからず、どこでもフリーラップをかます


 正直言えば痛々しいのだが

 偶然にも私と苗字が同じだし

 明るく悪気のない人柄なので

 私の周囲にいる連中とはそれなりに仲良くしていた


 私は音楽に関わる仕事をしているので

 彼は取り入って何か得たかったらしい

 とはいえ私は地味な裏方でありコネも人脈もない

 あったとしても彼に何かしてやる義理もない


 私はBを嫌っているわけではないし

 少々アレな人でも寛容なつもりではあるのだが

 彼に関わるとロクなことがないので距離は空けていた


 ある時Bは父親の車を無断で拝借

 A県から兵庫県に向かい

 道中で衝突事故を起こす

 動かなくなった車両をコンビニの駐車場に放置して

 平然と私の職場へ遊びに来た



「今日泊るところないんスよ、なんとかならないっスか?」



 彼は私に懇願した

 私は彼に困惑した

 いやいや、帰ってくれとしか言いようがないのだが

 あまりのアホくささにあきれた私は

 彼が今すぐ実家とコンビニへ連絡することを条件に

 一晩だけ職場の空きスペースに寝ることを許した

 そう告げると彼は突然



「♪〇〇さん (私の名前) に感謝 吸いたいガン○ャ」



 とかなんとかフリーラップを歌いだした

 これ、マジである

 ネタや嘘松ではない

 本当に大声で歌いだしたのである

 今なら笑えるのだが

 当時は冗談抜きで殺意が湧いた


 それから何日か過ぎた

 Bは帰らない

 そのまま居つくつもりらしい

 冗談ではない

 本人を問いただすと、彼には多くの犯歴があり

 免許も無い事が判明した



「またパクられたら、次は実刑なんスよ……」



 いや知らんがな

 むしろパクられろ

 なんなら私が不退去で通報したろか


 そうも思ったが

 面倒になってきたので

 地元の後輩を呼び出して後を任せた



 この後輩もクセのある奴で

 今は更生して米の農家をやっているが

 以前はお薬と植物の個人売買で生計を立てていて

 祖母と母親を暴行し別荘に送られた経験を持つ


 商品に手を出して

 頭がおかしくなっていたとのことだが

 卸元、すなわち上部からの徴収金がえげつなく

 相当追い詰められていたらしい


 こういうのを何人も見てきたから

 私は薬物関係を心底嫌うのだ

 人体への良し悪しなんざどうでもいい

 それより反社と関わることで

 後輩の祖母や母のように

 罪のない人が不幸の連鎖に巻き込まれていくのが

 ひたすらに不快なのだ


 後輩は喧嘩がめちゃくちゃ強い

 格闘技経験は無いが、体幹が凄く

 気さくだが暴力に躊躇しない


 地元のその筋では有名らしく

 夜の繁華街を二人で歩いていた時

 キャッチか何か変な連中が集まってきて



「□□の△△さんですよね、お久しぶりす!」



 と挨拶してくるシーンに出くわした時は

 うわ、漫画みたい!

 リアル龍が如くやん!

 と、私のテンションが上がった事があった


 そんな後輩でも

 頭がやられるのが薬物であり

 揉めた反社の組織には

 今だに怯え身をかわしている


 私は後輩とBを迎えに行った

 その時は仕事中で職場にいると邪魔なので

 自宅に待機させていた


 予告なしに行ったので、Bも驚いただろう

 だが、大○の煙で充満する自宅を目にした

 私の方が驚いたはずだ

 以後の面倒事は後輩に任せ

 私は自宅の窓を換気のため開けたまま職場に帰った


 Bは数か月後、別件で逮捕されたと聞いた


◇◇◇



 ぶっちゃけるとコロナが流行した時期は

 私は仕事が無く生活が困窮した

 ゆえに介護施設でバイトすることになったが

 それはそれで人生の糧となる良い経験だった


 基本的に寝たきりの老人が多いのだが

 新たに入居された利用者の方は

 知的障害を持っておられた


 その方は身体障碍もあり歩行も困難で

 中年と呼んで差し支えない年齢


 そして私個人として驚いたことに、

 普通に会話で意思疎通が出来た

 言われなければ障害があると気付けない


(驚くも何も私の経験と知識が不足していただけなのだが)


 そして、私はその利用者の方に既視感があった

 Bだ、似てる


 言動、行動

 年相応とは言えない妙な陽気さ、軽さ

 おそらく人間が持つ本来の善性と

 目先しか考えない幼稚で歪なズル汚さ

(知的障害のある利用者の方も天使ではない、人間だ)

 性別と身体障碍を除けば、Bそのものだとすら思えた


 利用者の方は幸せだと思う

 周囲に障害が認識され

 保護された環境で生活できるから


 だがBは今、どうしているのだろうか

 予想は付くが、考えたくない

 そこまで面倒は見れないからだ


 後日、人づてに

 Bは現在どうしているかを聞いたが

 まあ聞くんじゃなかったとは思った


◇◇◇


 長々とつまらなくオチのない話を書いて申し訳ない

 ただ吐き出したかっただけだ

 内容も推敲していない

 感情のままに書き連ねた

 重ねて申し訳ない


 評価等は不要

 ぶっちゃけ本作を読むより

 こちらをご覧になって頂いた方が

 よっぽど有益だ

https://www.youtube.com/watch?v=dBVUjVlGFec

【境界知能】弱者女性の現実…「みいちゃんと山田さん」を読んだ感想を伝えます【かなえ先生の雑談】



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― 新着の感想 ―
「前頭葉症状」という語が頭に浮かびました。 ラップと親父ギャグは紙一重だし、もともと抑制が弱いところに薬物乱用すれば加齢や病気と遜色なく抑制外れるよなあ、と思います。薬物で脳グランジ、エッセイ一本書け…
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