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こっちを向いて

作者: 鈴夜 音猫

 

―ねぇ、いつになったら気付いてくれる?

 


「…また?懲りないね」


あえての溜め息をつきながら、私は目の前のあなたを見る。


拗ねたように頬を膨らませるあなたのその右頬は真っ赤。


「何が悪いんだよ」


「女の子に告られて、曖昧な返事して、好きか聞かれたら、どうでもいいって答えるとこ」


氷を入れた袋の口を縛りながら、私はさらりと答えた。


そんな私に悪態をつくあなた。


「ほら、冷やしなよ」


タオルに包んだ袋を渡し、私は苦笑いを浮かべた。


顔は女の子並みに可愛いのに、女の子の気持ちを踏みにじる最低な男。


なのにどうしようもなくあなたを好きな私も、ある意味最低かもしれない。


だって、あなたが彼女を作らないことを心の底では喜んでるから。


「もうしない方がいいよ。女の子が可哀想」


そう言う私の言葉に下心があること、あなたは分かってるのかな。


ねぇ、いつになったら気付いてくれる?


あなたをこんなに好きな私に。


ねぇ、こっちを向いて?



【End】


いかがでしたでしょうか?


第二弾と言いつつ、続くかは分からない物語…(ぇ


とりあえず、これは男の子目線も考えています。

まぁ書くかは別だけど←



ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

また次回、お会いできますように…




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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公の女の子は、この男の子のどこを好きになったんだろうと思いました。 やっぱり顔なんでしょうか。 また、心理描写が巧みだと感じました。 これからもがんばってください。
2010/05/06 21:52 退会済み
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