表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絆のクラフトマスター ~兄妹で挑む救世譚、鍛冶師の【武器スキル創生】で最凶の魔王を討つ!!~  作者: 羽羽樹 壱理


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/54

閑話・【アンリアルウィッチ】のための髪飾り――③

 そして事件(?)が起こった。


 イチコドールさんへ想いを寄せた男性が、一度は通る現実試練だ。


「今日はちょっと……お店に顔を出してみようかしら」


【イチコドール魔法具店】へ顔を出しても、クラリスさんは「…………」と店のすみたたずんでいるのだけれど、いつもイチコさんのほうから話しかけてくれるのだ。


 けれどその日は、いつもとは少し状況が違った。


 いわゆる「イチコさんお目当てのお客」の一人と、イチコさんは先に話していて、今日は愛想よく会釈するにとどめた対応だったのだ。


 問題は、その「イチコさんお目当てのお客」へ、彼女が接する態度である。



 …………あれ?


 この対応……表情、というか、距離感は……。


 どこかで…………見たことがあるような…………。



 ――――しかしここがイチコさんの、失礼ながら恐ろしいところで、イチコさんへ想いを寄せた男性の十割は、ここで、想いからめない。


 どうしてか、その後も、熱量の絶対値は変化しないのだ。


 クラリスさんも例にたがわずそうだったのだろう。


「あれー……? おかしいなぁ…………」と人間情緒がグチャグチャに入り混じる表情で【イチコドール魔法具店】をあとにしたクラリスさんの、哀愁あいしゅうを越えた何かがただよう後ろ姿に、モニカは今にも瞳から涙を浮かせそうになっていた。ボクも同じような表情になっているかもしれない。


 この人に、こんな表情を浮かべる事はあっちゃいけない。


 ボクたちがなんとかしてみせる。


 自然と湧いた思いは、完全に一緒のものだった。

 そんなわけでボクたちは、クラリスさんに贈る、装身具そうしんぐの制作に取り掛かり始めたのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ