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成長の成果

PVが1000を突破してました!

純粋に嬉しいです!ありがとうございます!!


前に勝てなかった敵を克服する為の話でもあります。

つまらなかったらすみません!

これから頑張ります!


「雑魚がっ…おとなしく死ね!」


右手にもった両手剣がトーマに迫る。トーマは目をつむる。


「あちっ!な、なんだ?!」


慌てたようすの青髪の声

剣がトーマの肩をすれて地面へとのめり込む。

俺が思わず火魔法を放ったのだ。

やけども負わせることもできなかったがトーマを助ける事が出来たのでよしとする。

トーマは何が起こったのかわからないのかポカンとしている。


我ながら自分を殺した奴を助けるのはちょっとおかしいと思うが、どうしても助けたくなった。トーマは兄思いのいい奴だし、青髪はなんかイラッとするしな。前は倒せなかったけれど強くなったのだ。絶対に勝ちたい。

それにここで見逃したら後味が悪すぎる。


俺は気配遮断と隠密を使わずに前に出る


「なんだ、あの時のスライムじゃねーか。よくもあん時は逃げてくれたな?ぶっ殺す。」


青髪トゲツン野郎は剣を構えてこちらに向かってくる。

俺は出来るだけ落ち着いて対処するようにする。

まずは火魔法を顔に向かって放つ。

前より少し大きくなった火の玉が少年の顔面目掛けて飛んでいく。


「だからそれはきかねぇーんだよ!」


左手で(つか)を持ち右手で幅が広い剣の腹に手を当て俺の炎を受けとめるが

もちろん俺はそれでダメージを与えようとは思っていない。

青髪が俺の()()()()の場所を見る。


「ん?どこ行った?」


スキル「縮地」だ。俺の目的はアイツの意識を自分から火へと向かわせる事だ。縮地ならその隙を正確に把握する事ができる。俺は火魔法を放った途端アイツの左足目掛けて走った。縮地で俺の成長した火魔法を受け止めている間は左の下方は左手と幅の広い剣で見えにくくなっている事が分かる。さらにそこに気配遮断と隠密を使えば俺が近づいている事には気付くまい。

火魔法を防いだ後に俺を見ようとすればいなくなったように感じるだろう。


そして俺は奴の足元まで辿り着いている。

ここからやる事は単純だ。

股間に向かって頭突きを放つ。


「うぐっ…コイツ…」


剣を放り出し、転がる青髪。

俺はさらに火魔法をありったけ打ち込みつつ、変形で平べったくなり青髪の顔に覆い被さる。


「もがっ、おぃ、おい、トーマ助けてくれ!」


呆れた奴だ。殺そうとしていた奴に助けを求めるなんて…

これで少しは反省しろ!


青髪は少しずつ動かなくなり完全に停止する。

アイツの体は光の粒子となり空気中へと放射される。

一部が俺に取り込まれた。

あれが魔素と言う物なのだろう。


〜レベルアップしました。レベル10に上がりました。

スキル「身体強化」を獲得しました。


スキルを手に入れた。

身体強化とは一体どんなスキルだろうと思ったが

もう一人、人間がいる。

俺はそちらを見る。


あれからずっと転びぱっなしだ。まだポカンとしてこちらを見ている。

思考停止してるな

俺は前に会った時の事を思い出す。

あれは完全にスライムを恨んでいた。

もしかすると今も恨んでいるかもしれない。

俺は念の為くしゃみ君が俺に向かってくる前に逃げる事にする。

気配遮断と隠密は一度見つかると相手が目を逸らしたりしない限りスキルを使っても効果が薄い。

師匠ならば消えたように見えるかもしれないが俺の熟練度では若干薄く見える程度だろう。

先程の戦いでは青髪は俺の出した火の玉を見ていた。

俺から意識が逸れたのだ。

それで気配遮断と隠密の効果はちゃんと発揮されたのだ。


トーマから逃げるには意識を逸らさないといけないが火魔法を放つのは駄目だ。助けたのにそんな事は出来ない。

水魔法では効果が薄いだろう。ここには隠れられそうな所がないのだ。


俺は少し考えた末に

火魔法と水魔法を同時に使う。

水魔法の水が蒸発し小さな水の粒となって湯気になった。

煙が俺を覆い隠す。


〜スキル「霧煙幕」を獲得しました。


思いつきでやったのだがスキルを獲得したようだ。

俺はその煙に巻かれて気配遮断と隠密を発動しその場を離れた。


少し短めでした。戦いの描写って難しいですね。

縮地について分かりにくいかと思いますので少し解説を


縮地は相手の隙が分かるスキルです。

相手がどこを見ていてどこを見てないかなどがわかります。この戦いでは火の玉を見ていて剣で左側が見え難くなり

それが隙として縮地で見えるのです。

縮地の名前の由来はなんとなくですがサッカーの裏を抜くなどが近いかと。

自分が確認していたはずなのに裏を抜かれる

さっきまでそこに居たのに…

分かりにくくてすみません!


読んで下さりありがとうございます。

沢山の小説がある中でこれを読んで下さるのは

なにか運命的な物を感じます。(勝手にですが…)

そしてできればブックマークを付けてください…





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