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魔素のエネルギー

少し説明回になってしまった気がします。

説明下手でスミマセン!

「スーラ、起きろ、起きるのじゃ」


そう言ってスラじいに揺さぶられるのを

まどろむ意識の中でなんとなく認識する。


「…あと5分…できればあと16分……」


俺はなんとか抵抗するも


「なぜ16分なんじゃ、せめて15分とかキリのいい時間にせんか!まぁ寝かすつもりはないがのぉ!」


「…なら…15分59秒…」


「なぜ、16分にこだわるんじゃ!儂の手や足が滑る前に早く起きろ!」


「ふあぁーーーーー」


俺はでかいあくびをして目覚めた。周りはまだ真っ暗だ。月は右側が大きくかけ、今にも消えそうな月だ。左側だけが辺りを照らすがそれも気休めでしかない。

代わりに星がきれいにみえる。


うん、ようは夜だ。


「まだ夜じゃないですか、とうとうボケましたか?」


俺は不満を呈するも、


「ボケてないわ!今しかできない修行があるのじゃ」


「なんですかそれは?瞬間爆睡ですか?それなら今なら確実にできますよ?」


「ふむ、ほんとうに永久に眠りにつきたいようじゃの」


「スミマセン!」


俺は直ぐに謝る。がしかしスラじいは手をひょいひょい滑るふりをしている。手はないけど変形でそんな感じなのだ。

…早く木から降りなければ殺される。

俺はそう思っていそいそと木から降りる。


「いてっー!」


いや本当は痛くはないのだが痛い気がするのだ。

あまりに慌て過ぎたからか途中で木から落ちた。暗くてよく見えなかったのも原因の一つだろう。

助かった、地面から一メートル位で落ちたらしい。

もっと高ければぺっちゃんこスライムができあがっただろう。


「で、なんの修行を?」


俺が問いかけた。暗くてよく見えないがスラじいが答える。


「暗視じゃ」


「暗視?」


「ようは暗い所が視える」


「なるほど…」


うん、それならわかるかな、暗い所がみえるんだね

でも全然獲得出来そうな気配がないんだけど


「まずは気配察知を使え、それから儂を見るのじゃ」


俺は気配察知でスラじいを見る。

めっちゃ近くにいた。

よくよく見ると輪郭がはっきりとしてくる


〜暗視を獲得しました。


おお!あっさり獲得した!

スラじいがはっきりみえる。

昼ほどは明るくないものの満月の夜くらいにはみえる。


「ふぉっふぉっふぉ、できたようじゃな。ではいくぞ、ほれ」


するとスラじいが消えていく。


「あれ?!スラじい!」


気配察知では直ぐそこの同じ場所にいるはずだ。


「安心せい、消えた訳ではない。隠密を使っただけじゃ」


隠密って隠れんぼの時のか?


「隠密はな、認識を阻害するのじゃ。つまりこのような暗い中で使えば効果が上がり、直ぐそこにいるのに見えない状態になる。」


認識阻害?なんじゃそりゃ?

存在するのにそれを見え難くするスキル?

なんとなくわかるようなわからないような


「ではもう戻ってよいぞ?目的は果たしたんじゃからな」


俺達二人、いや二匹は木に上に戻る。


「どうしたのじゃ?寝ないのかのぉ?」


「目が覚めました。」


暗視スキルを獲得したりしているうちに眠気がすっかり覚めたのだ。


「ふむ、なるほどの、ならば少し話をしようかのぉ」


「お願いします。」


「スーラ、お主は魔法のエネルギーはどこから来ていると思う?」


魔法のエネルギー?神さまが作ったとかどうとか言ってた気がする…違ったか?

魔素はどこにあるんだったけ?


「えーと、空気の中から?」


疑問形になってしまったが答える。


「ではその空気中の魔素は何処から?」


え?ずっとあるんじゃないのか?

でも、使えば減るのか

そう考えると魔素は何処から来たのだろう。

俺の沈黙を見かねて師匠が答える


「ふぉっふぉ、空気中の魔素はのぉ、生き物や一部の魔物から発生するのじゃ」


そういえば、俺食事スキルで魔素生み出せたわー

それが少しずつ空気へと出ていくのだろう。


「生き物は生きていると、自分の運動をするエネルギーと魔素を生み出す。その魔素の一部は少しずつ空気中へと出て行く。これも一種の気配じゃの。

お主も食事で魔素を生み出せるが魔物は普通魔素を生み出せないのじゃ。吸収して少しずつ放出する。死ねばその全てを放出するのじゃ。亡くなった時にキラキラ光る粒を見た事はあるかのぉ?あれは魔素なんじゃ。」


見た事はある。しかも自分の…

でもあれが魔素だったのか


「ではその生き物たちは何から魔素を生み出したと思う?」


人間なら何か食べてエネルギーにするから…


「食べ物ですかね?」


「そうじゃ、動物は物を食べてそのエネルギーを魔素にしているのじゃ。ならばその食べ物のエネルギーは何処から来たのじゃ?」


「食べ物のエネルギー?肉を食べてとか…」



「その肉を作った動物は何を食べてるんじゃ?」


俺はサンドイッチを思いだした。

肉はきっと豚だっただろう。

豚が食べる物は植物!

パンや野菜も植物だ!


「植物!」


「正解じゃが、植物は何処からそのエネルギーを得たのじゃ?」


植物って何か食べてたっけ?

ん?日の光か?


「どうやらわかったようじゃな、そうじゃ。魔素は日の光だったんじゃ。魔法のエネルギーは元は太陽から来ているのじゃよ?」


太陽か…魔法の力は元を辿れば太陽の力だったのだ。

太陽には感謝しないとな

そういえば俺も草を食べれば少し魔素が生み出せる。


太陽ってやっぱ偉大だ。


少し難しい話だったのか俺は直ぐに眠りについた、

魔素は元を辿れば太陽の光だったのです。

今書いとかないと忘れそうなのでこの話を書きました。

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