表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終末世界の探索者達  作者: 黒猫
第1章
1/1

第1話

ちゅんちゅん

ピッピ.ピッピ.ピッピ.ピッ

カチッ


「ふわぁぁ...」

俺の名前は、牧瀬時雨まきせしぐれ

平凡な日常を送る、至って普通の中学3年生。

とある理由から親元を離れることになり、知り合いが1人もいない土地で、妹と弟と暮らすことになった。

特に、成績や運動神経が悪い訳でも無く、強いて言えば中の上くらいで。

顔立ちも、まぁまぁいいくらいだ。


「お兄ちゃーん!起きてるー?」

こいつは、牧瀬詩音まきせしおん

俺と6つも歳の離れた、妹だ。

見た目は整っているのに、頭の弱い小学5年生だ。

ただし、運動神経がありえないほどよく、ゆうなれば人間離れしてるくらいで、大会なども何個か優勝している。


「兄さん、起きてるなら、早くしないとちこくしますよ?転校初日、しかも入学初日から」

こいつは、牧瀬白兎まきせまなと

詩音の双子の弟だ。

こいつも、なぜか見た目は整っていて、詩音とは全く逆の性格をしている。

頭はいいものの、体が弱く体育はいつも休んでるくらいだ。

俺は、こんな弟と妹を溺愛しながら...

「はぁ!?今何時!?」

急いで、時計を探すも見つからず、かけあしで下の階に降りる。

遅刻なんて冗談じゃない!!


「あー、今起きたのー?私も白兎もしたくおわってるよー?」

玄関で靴を履いていく妹弟をしりめに、急いで支度を済ませる。

「おー、気をつけろよー」

行ってきまーす!という2つの声を聞いて、俺は支度を終えると急いで外に出た、

がちゃんっと鍵を閉め学校へと向かう。

----------------------

「はー、セーフだ...」

学校に着くとどうにかギリギリセーフで入学式にも間に合った。

(にしても、俺も今日から高一かー...実感わかねー)

そんなことを思ってると。

だんっ!机に衝撃がはしり、ギョッ!としながら見上げると金髪の男と黒髪の女がいた。


「えーと...」

なんて言おうか迷っていると

「おー!初めましてー!!!俺の名前九条黒葉きゅうじょうくろは!!!んで!こっちにいんのが!西園寺琴葉さいおんじことは!!!俺らここでオカ研作ろうかと思ってんの!!でも部員足んねーからお前はいらねー?」

えーー...なんだこの金髪...つか後ろの黒髪の威圧怖っ!!


「ねぇ、黒葉がこう言ってんの..入ってくれるよねー...」

そう言いながら黒髪は近づいてくる。

「はいっはいっ!入る!入ります!」

不可抗力でそういうと満足そうに2人は帰っていた。

...なんだったんださっきの...

---------------------

そして、学校のチャイムが鳴り、俺らは変えることになった。

「おー!いたー!!」

金髪黒髪!!

逃げようとすると、

「逃がさない」と黒髪に捕まる。

「えっ、えー!帰らせてー!」

叫びながら抵抗するも今度は金髪に羽交い締めにされ動けない。

「よーし!部室行くぞー!」

金髪は意気揚々にそういうと無理やり引きずって行く。

「ちょっと待て!今日は入学初日だぞ!?」

ズルズル引きずられながらそういうと、

「オカ研はいつでもできる!あと先生から許可は取った!」

俺、どうなんだろう...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ