テンプレートなお約束
今日は待ちに待った日曜日だ。給金は73500マニーだった。
6日働いたから1日6250マニーで、1日12時間30分働くので、1時間500マニー。日本ならバイトのこんな子供に高いと思う。
寮で、自分の魔力を覚えて、自分を召喚し、自分の名前を変え、自分を召喚獣にした。
いやだってこっちの世界奴隷とかあるんだよ?勝手に契約されて一生奴隷とか嫌じゃない。
契約してあったら契約主が死ぬか契約主が解約するまで契約できないからね!
契約主を殺すとかでも契約主私だからね!安心!
なんだかんだ考えてたらギルドについた。なんか酒場みたいなとこもある。
ちなみにテンプレの絡まれる展開はなかったよ。
んじゃまたギルド登録しますか。
「いらっしゃい。どういう用だい?」
お、美人な係員さんの隣の優しそうなおばちゃんが話しかけてきた!
「ギルド登録したいんです。」
「じゃあ、ここに記入してね。使用可能属性の所だけは使える属性を少なく書くのはいいけど、多く書くのはダメよ。」んじゃ他のとこならいいのか。よし、それなら…
名前・梅花 なずな
生月日・2XXX年2月10日
歳・10
出身地・日本
適性のある魔法・炎,水,召喚,闇,無
と書いた。国が違うからか、書くことも微妙に違う。
名前が?好きな植物ですが何か?
…うるせぇよっ!自分で自分の名前つけるって思ったら全然思いつかなかったんだよっ!
あ、ちなみにいろんな名前がある国だし、名字があるのも珍しくないよ。
「ありがとうございます。発行しますので、30分後に再び整理券を持ってお越しください。」
整理券をゲット!以外と早いんだな〜
「ありがとうございました。」
「おい嬢ちゃん。ここは嬢ちゃんみたいな弱っちそうなでぶガキが来るとこじゃねーんだよ。」
「おい、ランクCのノースが新人いびりしてるぞ。」
「あの新人可哀想に」
うわー。テンプレキター!!!酒場のガラ悪いおっさんが絡んできたよ!戦うんなら育ってきたコン吉出してもいいかも。
ランクCって強いのに頭お粗末とかwあ、でもうざいし戦わないでおこ。
あと私はぽっちゃりだ。
「なんで私はきちゃ駄目なんですか?おじさんならなんでいいんですか?」
うううおじさんなんて言いたくないなぜ言わなくてはいけないのだろういやここまでテンプレに突っかかってきたヤツに敬意を払おうそうだそうしよう
「それは俺が強いからだ。少なくともテメェよりはな!」
まぁ10歳ぽっちゃり女子の私よりは強いと思うのでしょうね。
でも10歳に向かって威張るとかナイワーマジナイワーwww
「では貴方より私達が強ければいいんですね?」
コン吉で一発koしてやるよ。私は動かないけどね!
「ああそうだよ。まぁ到底無理だろうけどな。」
おお、言質とれた。あれ、なんか貴族っぽい少年が出てきた。
「そこのお前、弱いものいじめはやめたまえ。見苦しいぞ!」
は?何言ってんのこいつ。アホか。
「あゝ?調子に乗んなよガキが。」
オウ…酒場のおっさんもアホでしたか。まぁ周囲の目を気にせず喧嘩売ってくる時点でアホってわかってたな。
「言っても分からないようだな。ならば、力ずくだ!」
「望むところだ坊ちゃんが!」
あ、30分たった。ギルドカードもらいに行こっと。
「おいちょっと待て嬢ちゃん。」
「僕を無視するな!」
カード取りに行くの遅れる。なんだよこのおっさん
「何ですか?」
「今俺と坊ちゃんでタイマンはろうとしてるよな。」
「そうですね。」
「それで俺が嬢ちゃんをからかってたことで始まったよな。」
「だから無視しないでくれ!」
鬱陶しいなこのおっさん
「からかってた自覚があるんならやめてください。」
「あ、ああ…でも嬢ちゃんも関係あるんだからここいろよ。」
「そうだそうだ!」
「は?私はギルドカードもらいに行くんです。邪魔しないでください。」
「え?せめて俺を倒していけよ!?」
「お前は僕に倒されるんだ!」
「嫌です。時間をわざわざ無駄にしたくありません。では。」
時間が惜しいのだ。
「すみませーん。ギルドカードください。」
「はーい。おまちどうさま。じゃあ、何かクエスト受注して行く?」
「いえ。今日はいいです。ありがとうございました。」
「いいえ。」
カード貰えた。よかったよかった。
「やっと出てきたなあ嬢ちゃん。」
またでたよ。あの貴族っぽい少年は…騎士に運ばれてる。騒いでるな。
「何の用ですかウルサイですどっかいってください今すぐ私の目の前から消えてください目障りです」
周りの人が「酷い…」とか「うわぁ…」とか「踏まれたい」と言っています。最後の人キモい。
「・・・・・・・ 嬢ちゃん俺と戦え。」
鬱陶しいなあもういいよ。
「いいですよ。」
「駄目だよなあっていいのか!?」
「はい。ペットの使用はありですか?」
「ああ。」
「魔法は?」
「いいぞ。」
「どこでやるんですか?」
「近くの闘技場でだ。」
「分かりました。逝きましょう。」
「なぜ悪寒がする…?まあいい。わかった。」
闘技場につきました。闘技場って観客席にバリア張られてんのがいいよね。
戦っている人はいなくて、観客席には人が溢れんばかりにいる。あ、さっきの少年もいる。騒ぐ気力はなくなったらしい。グッタリしている。
それでは、コン吉だすか。
「コン吉召喚!」
「クウォーン!!(>ω<)」
まぁ、頭から飛び降りただけだけどね。
「ククックルルッ( ^ ω ^ )」
ああ本当可愛い♡
「コン吉〜♡このおっさんが喧嘩売ってきたから、一緒に挫滅してね。」
「クルッ(`ω´)」
「コン吉はいい子だね♡」
「ち、ちょっとまてぇ!」
「何ですか?私のもふもふを邪魔してまでなんですか?」
「クルー( TωT )」
「そいつ、何だ?」
「コン吉ですが?」
「クル。(-ω-)」
「いや、名前じゃなくてだな…質問していいか?」
「どうぞ。」
「種族は?」
「フォルク」
ザワッ
「尾は?」
「2本」
ザワザワッ
「Lvは?」
「お前に答える義理はない」
やばいLvとかあったんだ鑑定に追加しなきゃ
ザワザワザワッ!
「お願いだ嬢ちゃん。そいつは使わないでくれ。」
「何で?」
「クル?(°ω°)」
「フォルクは弱い。嬢ちゃんもうペットに死んでほしかないだろ?」
「フォルクなめんな」
「じゃあいいよ。後悔すんなよ」
よっしゃ、かかった!
「開始!」
「シールド」バリアを張る。備えあれば憂い無しだ。
「ファイアーボールゥ!」
「コン吉、吸収!」
「コンッ!(^_-)」ボシュウ!
「なにっ!?」
コン吉は、魔法を使えるし、のみこめる。さらに…
「コン吉、リバース!」
「カッ!(^O^)」
さっきのファイアーボールをだした。こうすると魔力を消費しないから嬉しい。お得だ。しかも、一回使うとどんなに弱くてもつかえるようになる。
そして、あのおっさんのファイアーボールじゃあやられないと思うから、コン吉に追撃を頼む。
「キラ、アイス・ゲージ」
カチーン!
おっさんの周りが凍った。
「おじさん、降参しますか?」
「・・・」
「降参しますか?」
「・・・」
「キラ、アイスボー「分かった!降参。降参だ!」ちっ」
まったく、人の言葉にかぶせてくるなんて失礼ですねぇ。
「勝者、嬢ちゃん!」
ちなみに作者はチベットスナギツネとハシビロコウが好き。